カテゴリー別アーカイブ: みんなでオペラ

井形先生

オペラ勉強会「みんなでオペラ」新シーズン始まりました

ワーグナーの秋です…。

おかげさまで第二期目を迎えましたオペラ勉強会「みんなでオペラ」。9月4日と25日は新国立劇場のシーズンオープニング演目であるワーグナー《神々の黄昏》を予習する会を開催しました。ご来場の皆様、どうもありがとうございました!

 

《神々の黄昏》を物語編と音楽編に分けてお話ししました。9月4日の物語編では、ワーグナー(ヴァーグナー)の全オペラの対訳本を出版された井形ちづる先生をお招きして、後半のトークコーナーでお話を伺いました。

 

井形先生
右が井形先生。台本作者としてのワーグナーに光をあてたお話を伺いました。

 

井形先生からは、なぜワーグナーは自作全ての台本と作曲を手がけたのか?「さまよえるオランダ人」以前のマイナー作品とその後の作品の違いは?ワーグナーが生涯をかけて探求した「救済」のテーマとは?など大変興味深いお話を聞く事が出来ました。

井形先生訳「ヴァーグナー オペラ・楽劇全作品対訳集 《妖精》から《パルジファル》まで」(水曜社)のAmazonのページはこちらです。

 

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9月25日は音楽編です。この長大なオペラ(正味4時間40分、休憩を入れると約6時間!)の全体の構造を見た後、第3幕の最後〈ブリュンヒルデの自己犠牲〉の場面を取り上げ、示導動機、歌詞、音楽、そしてその意味する所を考えました。ワーグナーはなぜこんなに壮大で普遍的なテーマで作品を書く事が出来たのか、ワーグナーの表現した「救済」の意味は?などについてお話ししました。

 

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新国立劇場で上演中の《神々の黄昏》。とてもクオリティが高いプロダクションです!公式サイトはこちらです。

 

 

 

 

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オペラ勉強会「みんなでオペラ」2017/2018シーズンを開催します

新国立劇場のオペラ・シーズンに合わせて上演演目を勉強する会、「みんなでオペラ」を今期も開催します。場所はもちろん、西神田のユージンプランニング=学び舎さんですっ!

 

日本のオペラ上演は字幕もあり、予習をしなくても十分公演を楽しめるように出来ています。でも、事前に台本を読み音楽を聴いてから生の公演を観ると、もっと深く、もっと楽しく観劇する事が出来ます。この勉強会は、その助けになるように上演作品のストーリー、音楽、そしてオペラが出来た背景等をご紹介するものです。

対象となるのはオペラを観るのが好きな方です。初心者大歓迎。詳しい方ももちろんどうぞ!

 

完成井内トークイベント2017-01-color-01
ユージンプランニングさんに素敵なフライヤーを作って頂きました!

 

今期のスケジュール:全11回 19時開始(90分)

2017年
9月4日(月)第1回

ワーグナー作曲『神々の黄昏』(前半)
四部作『ニーベルングの指環』の最後を飾るに相応しいスケールの大きい悲劇。前半にあたる初回はストーリーを中心に取りあげます。ワーグナーが台本で示した世界観とは?

9月25日(月)第2回
ワーグナー作曲『神々の黄昏』(後半)
後半は音楽的な側面を中心にお話しします。間奏曲「ジークフリートの葬送行進曲」、そして圧巻のフィナーレとなる「ブリュンヒルデの自己犠牲」など、ドラマチックな歌と巨大なオーケストラの魅力に迫ります。

10月16日(月)第3回
ヴェルディ作曲『椿姫』
ヴェルディの中でも一番人気のオペラ。この作品はなぜ、ここまで人々に愛されるのでしょうか?ドラマ、音楽、その両方でオペラ新時代の幕開けとなった画期的な傑作を解明します。

11月6日(月)第4回
R・シュトラウス作曲『ばらの騎士』
18世紀ウィーンを舞台に繰り広げられる喜歌劇。文学者ホーフマンスタールの台本に、管弦楽の魔術師シュトラウスが、儚く消えてしまった古き良き時代を描いた夢のように美しいオペラです。

12月4日(月)第5回
J・シュトラウス作曲『こうもり』
オペレッタの王様、ヨハン・シュトラウスの超有名作。シャンパンの泡のような軽やかな名曲が目白押しです。

2018年
1月15日(月)第6回

細川俊夫 作曲『松風』
日本を代表する現代作曲家、細川俊夫がベルギー、ブリュッセルのモネ劇場の委嘱で作曲し、2011年に同地の劇場で初演した『松風』が新国立劇場で日本初演されます。世阿弥の能をもとにした幽玄な美の世界を探ります。

2月5日(月)第7回
オッフェンバック作曲『ホフマン物語』
パリのオペレッタ劇場で大活躍したドイツ出身の作曲家オッフェンバック。最後に書いたオペラ『ホフマン物語』は未完に終わりましたが、その魅力は今日に至るまで衰えません。

2月26日(月)第8回
ドニゼッティ作曲『愛の妙薬』
純朴なネモリーノは村一番の美女で農場主のアディーナに一途な愛を捧げていた。片思いの辛い日々を送っていた所、村に現れた怪しい男がもたらした妙薬がネモリーノの運命を変える!? 歌と笑いに満ち、真実の愛にホロリとさせられる名作です。

3月19日(月)第9回
ヴェルディ作曲『アイーダ』
古代エジプトの豪華絢爛な舞台に、歌の競演が繰り広げられる『アイーダ』。ヴェルディがこのオペラを書いた背景と、音楽の魅力に迫ります。

4月16日(月)第10回
ベートーヴェン作曲『フィデーリオ』
楽聖唯一のオペラ。政敵として不当に投獄された夫を、男に変装した妻が助け出す救出劇。題材も音楽も高邁な精神に満ちた作品です。新制作のプロダクションも楽しみ。

5月14日(月)第11回
プッチーニ作曲『トスカ』
1800年ローマを舞台に、歌姫トスカと画家カヴァラドッシが、警視総監スカルピアの欲望と残忍さに翻弄されるドラマ。プッチーニがもっとも脂の乗った時期に書いた名作オペラ。

 

ところ:学び舎 遊人

東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会新館 2F
最寄り駅は東京メトロの〈神保町〉(徒歩5分)、もしくはJR〈水道橋〉(徒歩8分)です。

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講師:井内美香(オペラ・キュレーター)

*この講座は新国立劇場、その他のオペラ公演と直接の関わりはありません。実際に劇場でオペラを観る方も、観ない方も一緒にオペラを楽しむための講座です。

 

参加料:2,500円

年間予約=11回分まとめてのお申込みは22,000円となります。お席を確保したい方はどうぞ。(お申込みは9月4日まで)

各回20名限定

 

*予約・お問い合わせ:

ユージンプランニング(平日10時〜17時)

Tel 03−3239−1906

Fax 03−3239−1907

E-mail:manabiya@yujinplanning.com

(メールでご予約の際はイベント名と人数を明記して下さい)

 

p.s. 勉強会終了後は毎回、希望者で居酒屋さんに流れております。初めてご参加の方もぜひどうぞ!オペラ仲間を作りましょう

 

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オペラ・ブック・カフェ が開催されました!

 

昨日、オペラと本を愛する人のためのイベント、Opera Book Café が無事開催されました。ご参加くださった皆さん、どうもありがとうございました!

 

軽食をはさみ4時間超という、ワーグナーのオペラか!?という長時間イベントとなりましたが、多くの方がお好きな本をご紹介くださり、また、他の方は良い聴き手となってくださったおかげで盛り上がりました!

そして、Facebookで告知していたスペシャル・ゲストですが、ご自分の講演会の後で駆けつけて下さったのはなんと、オペラに関する素晴らしい本をたくさん出していらっしゃる加藤浩子さんです。加藤先生、どうもありがとうございました❤❤❤。ちなみに今度の水曜日、7月19日(水)のmusic book caféのゲストは加藤さんです。詳しくはこちら。た・の・し・み・で・す。

 

以下、本を紹介した順番に掲載します。各写真へのコメントは私の感想です。本筋に関係ない内容もありますがお許しください。

 

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どさくさにまぎれてトップ・バッターをゲットした私(笑)のご紹介本は、フランス人のイタリア文学者でエッセイスト、小説家でもあるドミニック・フェルナンデスの「木、その根まで」(朝日出版社)と、同じ著者の「ポルポリーノ」(早川書房)でした。精神分析的アプローチでモーツァルト「イドメネーオ」について書いた研究が含まれる「木、その根まで」、そして「ポルポリーノ」は18世紀後半のナポリを舞台にしたカストラート歌手が主人公の小説です。好き嫌いがかなりあるジャンルだと思いますが、私自身が大学時代に読み、オペラと関わるきっかけともなったフェルナンデスの本との出会いをふりかえってお話しさせて頂きました。

 

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出ました!我らがマエストロ、バッティストーニが書いた「マエストロ・バッティストーニの ぼくたちのクラシック音楽」(音楽之友社)。私も大好きな本です。バッティストーニは、自分自身とのクラシック音楽、オペラとの向き合い方を彼らしい切り口で書いていて、それが私達の音楽との出会いにヒントを与えてくれるのが素晴らしいと思います。

 

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そしてもうお一人からも同じバッティストーニの本についてお話し頂きました。バッティストーニのおかげで友人(遊人?)の輪も広がっています。ありがたいことです。

 

 

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お次は名著「小澤征爾さんと、音楽について話をする」村上春樹著(新潮文庫)。村上春樹はジャズ、クラシック音楽に造詣が深い事で知られていますが、この本からは彼の凄さが本当に良く分かります。そして、オペラ原作本もご紹介くださいました。プーシキン著の「オネーギン」(岩波文庫)と「エヴゲーニン・オネーギン」(講談社文芸文庫)。原作を読むとオペラの世界はぐっと広がりますね。韻文で訳された講談社の方、私もぜひ読まねば。

 

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オペラが大流行した18世紀のヴェネツィア。その時代を鏡のように映した面白い本が、作曲家のベネデット・マルチェッロが書いた「当世流行劇場」(未来社)です。オペラに詳しい方ならではの選択。

 

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オペラの魅力はオペラ歌手やオーケストラの魅力だけではありません。演出を支える舞台美術の美しさ、そして衣裳の美しさも大きな要素です。ご紹介頂いた「音楽の匠シリーズ ステージを支える匠たち」野口卓著(YMM)は衣裳、照明、大道具、小道具などの分野に光をあてた本だそうです。中でも、著名な衣裳デザイナーの緒方規矩子さんについて詳しくお話し頂きました。

 

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昨年末のオペラ勉強会『カルメン』の回にゲストでご参加くださり、ビゼーの「ハバネラ」の元になったスペインの歌曲のお話がとても興味深かったスペイン歌曲のエキスパート、谷めぐみさん。14世紀のカタルーニャ地方を舞台にした歴史小説「海のカテドラル」(イルデフォンソ・ファルコネス著(RHブック・プラス出版)をご紹介くださいました。この本を読む方は、面白くて止まらなくなりそうなので読み始めるタイミングにぜひ気をつけて下さい(笑)。詳しくはこちら、谷さんのブログ記事をどうぞ。
追記:谷さんが今回のイベントについてもブログに書いて下さいました。こちらです❤。

 

 

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次は忙しいお仕事の傍ら、オペラ公演をたくさんご覧になっているこの方です。カウンターテナー歌手、演出、または文筆業でも活躍している弥勒忠史さんの最新刊「歌うギリシャ神話 オペラ・歌曲がもっと楽しくなる教養講座」(アルテスパブリシング)をご紹介くださいました。オペラに出て来るギリシャ神話をとっても分かりやすく、そして面白く解説している本だそうです。私もまだ読んでいませんが、ぜひ読みたいと思っている一冊です。

 

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オペラ・プログラムの編集やオペラ講演会企画のお仕事を長年手がけている新井巌さん。私が関わるオペラのサイト、オペラ・エクスプレスにも連載を書いて下さっていました。その新井さんが紹介して下さったのは、今日はオペラの歴史上では何が起こった日かな?ということを知るのに最高なご著書「日めくり『オペラ』 366日事典」新井巌著(言視舎)です。表紙は、新井さんが友の会代表をなさっているヴェネツィア・フェニーチェ劇場の客席の写真です。ちなみに私の誕生日を調べた所、バイロン卿の生まれた日でした。そんなスゴい人と同じお誕生日だったとは(笑)!

 

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有名なヴァイオリニスト葉加瀬太郎さんの「葉加瀬太郎の 情熱クラシック講座」(サンクチュアリ出版)のご紹介です。インターネットラジオ OTTAVA他で有名な林田直樹さんと、新井鷗子さんが監修しています。葉加瀬さんはオペラはあまり好きではなくワーグナーは特に苦手なんだそうで、一方、大好きなブラームスについては本全体の10%を超えるページを割いて熱弁をふるっているそうです。自分の好きな音楽を情熱的に語っている、ということで今日の会にぴったり合った本のご紹介でした!

 

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そして、ご自分の講演会を終えてオペラ・ブック・カフェに立ち寄って下さったのがオペラに関するご著書が数多くある加藤浩子さんです(加藤さんのHPはこちら)。加藤さんが書かれた「オペラでわかるヨーロッパ史」と、最新刊「音楽で楽しむ名画」(どちらも平凡社新書)をお持ちくださいました。読んだ後ではオペラの観方も変わる名著です。そしてオペラの原作本の面白さについても、メリメ著「カルメン」G・ヴェルガ著「カヴァレリーア・ルスティカーナ」(ともに岩波文庫)を例に熱く語ってくださいました。加藤先生、どうもありがとうございました!!!

 

 

というわけで、オペラ・ブック・カフェ大盛況のうちに終了しました。皆さんのオペラや本との関係を知ることが出来てとても嬉しかったです。オペラはやはり人生の彩りです。そしてオペラがあるからこその様々な出会いにも感謝したいと思います。この場を与えてくれたユージンプランニングの坂元勇仁君、そして会場でご協力くださった井上勢津さん(ノルウェー音楽の専門家で、「わたしだって、できるもん!」リンダ・リッレヴィーク著、シェル・オーヴェ・ストールヴィーク写真(新評論)という、ダウン症少女の成長を追いかけたノルウェーの素晴らしい写真絵本の訳者でもあります)、どうもありがとうございました。

 

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集合写真です❤。

 

 

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「マエストロ・バッティストーニの ぼくたちのクラシック音楽」!

いつもオペラ勉強会『みんなでオペラ』でお世話になっているユージンプランニングの坂元勇仁君が、音楽出版社アルテスパブリッシングさんと一緒に、音楽と本のためのラジオ番組music book caféを始めた時に、「ああ、絶対あの本を紹介してほしい!そして、もし出来れば著者自身の出演で…。」と思った本がありました。

 

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music book caféのフライヤー。詳しい内容はこちらです。

 

それは若きイタリア人指揮者アンドレア・バッティストーニの「マエストロ・バッティストーニの ぼくたちのクラシック音楽」(加藤浩子 監訳、入江珠代 訳)音楽之友社 です。私も通訳として何度も仕事をさせて頂いているうちに分かってきた、マエストロのクラシック音楽やオペラに対する情熱、そしてそれを若い世代にぜひ伝えていきたい、という強い意志があふれている本だからです。(詳しくはこちらから)

 

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そして何と!そのマエストロが本当にmusic book caféにご出演くださったのです!!!首席指揮者を務める東京フィルハーモニー交響楽団のお仕事で来日中の忙しい合間に、半蔵門にあるスタジオまで来て下さいました。マエストロ、そして東京フィルさんに心から感謝です。

 

放送は6月21日(水)の夜だったのですが、その放送がポッドキャストとかいう(笑)大変に便利なもののおかげで、いつでも聴く事が出来るのです。こちらのページの一番下からどうぞ

 

私のつたない通訳でお聴き苦しい点もあるとおもいますが、お話の内容は素晴らしいです。なぜ音楽について語るのか。イタリアの音楽教育の現状は?指揮者ってどんな仕事なの?自分が教わった先生たちについての想いは?そして彼のCDが次々出ているハイレゾ録音についてなどなど、坂元君の質問も的確で、とても興味深い話が目白押しです。

 

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マエストロ・バッティストーニ。こんなに若くて、笑顔も可愛いのに頭脳はめっちゃ明晰です。

 

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マエストロ、坂元君、井内のスリーショット。この日は、ほのかちゃん(番組のパーソナリティー)がいなかったので会えなかったのが痛恨の極みでした。

 

次回は是非、バッティストーニ VS ほのかの回を、お願いします(笑)!!!

 

 

 

 

 

 

 

オペラ挿絵

Opera Book Café を開きます!

…といっても、一日だけなのですが。

パレルモからやって来たマッシモ劇場のツアーの舞台裏通訳をさせて頂いたり、無事終了した後はひどい風邪をひいたり、色々あってまだちゃんと告知をしないうちにあっという間に当日が迫って来ました。

オペラ・ブック・カフェというイヴェントをおこないます。7月15日(土)の16時から。場所は西神田の学び舎さんです。ゆる〜くオペラと本への愛を語るイヴェントです。最後の方にビッグ・ゲストがいらっしゃる予定もあります❤。お時間のある方、ぜひどうぞ!!!

 

 

オペラ挿絵
このヘタウマ、じゃなくてヘタヘタのイラストを書いたのは私です。ごめんなさい…汗。

 

 

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opera book café オペラ・ブック・カフェ

 

音楽と本が大好きな人が集まる場所として大好評のラジオ番組 music book café(詳しくはこちらへどうぞ)。そのスピンオフ企画としてopera book caféイベントを開催します。

music book caféの企画制作、そして出演者でもある坂元勇仁君の本拠地、学び舎(西神田)に、オペラと本が大好きな人が集まります。オペラ、もしくは本の、どちらかが好きな方も大歓迎!

 

日時:2017715日(土)16:00から

(途中参加、途中退出自由。終了予定 20:00頃)

参加費用:3,000円

定員:30名  軽食、ドリンク付

*ご自分の好きなオペラの本(エンターテイメントから研究書まで何でも。オペラにあまり関係なくてもOKです。)を一冊持って来て紹介して下さる方を募集します。10名まで。

学び舎で開催しているオペラ勉強会「みんなでオペラ」の井内美香(オペラ・キュレーター)、学び舎のあるじ坂元勇仁も自分の好きな本について語ります!

 

予約・お問い合わせ

ユージンプランニング(平日10時〜17時)

Tel 03-3239-1906

Fax 03-3239-1907

E-mail: manabiya@yujinplanning.com

*メールでご予約の際はイベント名(オペラ・ブック・カフェ)と人数をご明記ください。お好きな本を紹介したい方はその旨も書いて下さい。

 

 

 

宮さん

みんなでオペラ第9回、第10回は『ジークフリート』!

新国立劇場で上演するオペラを予習する会を作ろう!という目的で始めた勉強会「みんなでオペラ」、第9回と第10回はワーグナーの『ジークフリート』でした。会場はいつもと同じ、西神田の学び舎さんです。

何せ正味4時間20分位、新国立劇場での上演は2回の休憩を入れると5時間55分にも及ぶ予定、という大作です。勉強会の第9回目は物語を中心に、第10回目は音楽を中心に話をしました。

『ジークフリート」は6月1日(木)が初日です。新国立劇場の特設サイトはこちらから。

 

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こちらは第9回目の写真です

 

前回の『ワルキューレ』もそうでしたが、今回も、井形ちづる先生の「ヴァーグナー オペラ・楽劇全作品対訳集」(水曜社)から対訳の一部を使用させて頂きました。ヴァーグナー(と書くほうが正しい発音に近いのです)の「妖精」から「パルジファル」まで全作品の対訳と必要情報が入って6,500円+税という、よく考えてみると信じられない程お得な価格の本です。しかも翻訳が、内容は勿論のこと、出来る限り平易な言葉を使って書かれているので、私のような者にも読みやすく頭に入りやすい名訳です。

この対訳本、アマゾンのサイトはこちらです。

 

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そして第10回目は音楽編。例によってライトモチーフの説明、妹の百合子に手伝ってもらってのライトモチーフの演奏。台本と付き合わせてのCD鑑賞、その他で『ジークフリート』に迫りました。しかし本当に、本当に長いオペラです。そして詳しく聴けば聴く程、その美しさに魅了されます。

 

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…というわけで、全10回のオペラ勉強会「みんなでオペラ」は無事、修了致しました。受講して下さった中でお花の心得があるジェントルマンが、最終回の記念にと花束を持って来て下さり、とても嬉しかったです。

 

宮さん

(公開写真に写りたくない方々を除いて)記念撮影しました。今回は来られなかった方も含め、この勉強会にご参加くださった皆様、どうもありがとうございました!

 

同じ形かどうかは分かりませんが、オペラ勉強会は来期も続けて行きますので、ご興味がある方はまたぜひご参加ください。

 

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陰の立役者である学び舎の主、ユージンプランニングの坂元勇仁氏ともツーショット。お世話になりました〜!

 

みんなでオペラ 第六回『ルチア』& 第八回『フィガロの結婚』

昨日、オペラ勉強会「みんなでオペラ」の『オテロ』を投稿してから、何か変だな?と思った私。何と第六回『ルチア』のご報告を忘れていました!大大好きなオペラなのに…泣。

 

2月13日(月)に学び舎 遊人さんでドニゼッティ『ルチア』、そしてこの際ついでにご報告してしまいますと、4月3日(月)にはモーツァルト『フィガロの結婚』の勉強会をやりました。

新国立劇場の『ルチア』公演は、ジャン=ルイ・グリンダの演出が人間関係の読み解き方など面白く(個人的には狂乱の場のアレは苦手でしたが…)、タイトルロールのルチアを歌ったオルガ・ペレチャッコ=マリオッティが知的な歌唱で素晴らしい他、アンサンブルも大変に優れた興奮の舞台でした。

公演の予習としての勉強会では、かの有名な〈六重唱〉を読み解くために、六人の声部をそれぞれ歌ってみる、という試みをしましたが、妹(百合子)の助けがあったから何とかなったものの、受講生の皆様にはお聴き苦しい歌をお聴かせしました(しかも受講生として、何と、声楽のプロ中のプロがお一人来て下さったので大変に焦りました。笑)。でも、こうやって解剖してみると、この六重唱の素晴らしさがしみじみ感じられます。やはりドニゼッティは劇場音楽の天才です。

 

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何回聴いてもまた頭から聴きたくなるオペラ、私にとってそれは『フィガロの結婚』です。実はけっこう時間的にも長いオペラなのですが、なぜか終わりまで聴くとまたあの序曲が聴きたくなるんですよね…

というわけで、第八回の『フィガロの結婚』は、モーツァルトの凄さの一端を知るために、第二幕の長大なフィナーレ、そしてモーツァルトがこのオペラ全体に仕掛けた調性の罠(?)についてお話し致しました。モーツァルトの交響曲的な調性の魔力は、21世紀を生きる日本人である私達にもいまだ大きな影響を及ぼし続けています。

 

 

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さて、次回のオペラ勉強会は、再びあの方の登場です。そう、リヒャルト・ワーグナーの『ジークフリート』!

 

 「みんなでオペラ」第九回『ジークフリート』

4月24日(月)19時〜

ところ:学び舎 遊人(東京都千代田区西神田 2-4-1 東方学会新館2F)

新国立劇場の2016/17年オペラ・シーズンにあわせて、上演作品を一回一演目ずつ勉強する会です。オペラを観る前に「これだけは知っておきたい!」というポイントが分かります。

*実際に劇場でオペラを観る方も、観ない方も一緒にオペラを楽しむための講座です。

『ジークフリート』は4月24日と5月15日(月)の二回に分かれての勉強会です。一回目は台本を中心に、二回目は音楽を中心にお話しする予定です。

参加料:2,500円

各回20名限定。

主催:ユージンプランニング

予約とお問合せ:
ユージンプランニング(平日10時から17時)
TEL 03-3239-1906
FAX 03-3239-1907

E-mail:manabiya@yujinplanning.com
(メールでご予約の際はイベント名と人数を明記してください)

 

みんなで楽しくワイワイやる会です。皆様のお申込みをお待ちしております!

(勉強会の後は、希望者で居酒屋さん行きま〜〜す。)

 

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最後に嬉しいニュースを。学び舎 遊人の世話人、坂元勇仁君が最近、ラジオを始めました!しかも音楽と本を愛する人のための番組です!

音楽出版社アルテスパブリッシングさんと共同で制作する、FMラジオ番組「ミュージックブックカフェ」です。

くわしくはこちらからどうぞ。

私も聴いてみましたが、楽しい本の紹介が多くて嬉しいです。出演者の皆さんのおしゃべりも興味深い内容ばかり。そして司会(看板娘?)のほのかちゃんがカワカッコいい(笑)。

そういえば、アルテスさんから最近出版されたワーグナー本といえばこちら。自分の勉強会の予習に(笑)さっそく読んでみましたが大変読みやすいのに、内容は高度で良かったです。

 

《ニーベルングの指環》教養講座
読む・聴く・観る! リング・ワールドへの扉
山崎太郎著

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詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

 

 

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みんなでオペラ第七回『オテロ』

お久しぶりです(汗)。昨日、新国立劇場の『オテロ』公演を観てまいりました!

舞台をキプロス島ではなくヴェネツィアに設定した水の都ヴァージョンの『オテロ』。パオロ・カリニャーニ指揮の東京フィルがドラマチックな音楽を奏で、また合唱も良かったです。歌手ではカルロ・ヴェントレが輝かしい声で気を吐いていました。

 

さて、とても昔の事になってしまいましたが、3月6日(月)には西神田の学び舎 遊人さんで『オテロ』の勉強会を開催しました!ヴェルディの中でもオーケストラが充実した後期の大傑作であるこの作品についてお話ししました。

そして何と!この『オテロ』の回にもスペシャルなゲストが登場してくださいました。オペラ演出家で、この新国立劇場の『オテロ』の再演演出(演出はマリオ・マルトーネ)を手がけた菊池裕美子さんです。

 

 

裕美子さんOtello
右側が菊池さん❤。

 

実際に舞台を作っている方ならではの様々なエピソード、『オテロ』の難しさ、この演出の特徴など、たくさんの素晴らしいお話をして下さいました。菊池さん、どうもありがとうございました!

 

 

菊池裕美子さんの次の演出作品。なんと、バリトン歌手の黒田博さんが指揮をする『コシ・ファン・トゥッテ』です。くわしくはこちらをご覧ください。前回の『ドン・ジョヴァンニ』、とても面白かったです!!!

2017年5月27日(土)くにたち市民芸術小ホール 15時開演

歌劇者

 

 

 

 

 

 

 

 

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みんなでオペラ第五回『蝶々夫人』

ご報告が遅くなりました!1月16日(月)に学び舎遊人さんにてオペラ勉強会「みんなでオペラ」第五回目を開催しました。お題はプッチーニ作曲の『蝶々夫人』です。参加して下さった皆様、どうもありがとうございました!

 

プッチーニは世界の様々な土地を舞台にしたオペラを作曲しましたが、この『蝶々夫人』では日本の長崎を舞台にオペラを書きました。日本の旋律をたくさん取り入れてリアリティを出していますが、今日このオペラを観る人は、日本という土地に起こったローカルな話というよりは、物語の普遍性のほうをより強く感じるかも知れません。

 

 

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妹の井内百合子に『蝶々夫人』に使用されている日本の曲を弾いてもらっています。越後獅子、君が代、桜、お江戸日本橋、宮さん宮さん(トンヤレ節)、かっぽれ、推量節など。たくさんあるのです…

 

 

そして、前回に続いてスペシャル・ゲストが。そうです、指揮者の安藤敬さんです!安藤さんの主宰するオペラ団体Le Vociが2月22日(水)、23日(木)に『蝶々夫人』を上演するので、この演目を極めている最中のマエストロにプッチーニの音楽について語って頂きました。ハープの素晴らしい使い方等、安藤さんのお話を聞いた後で『蝶々夫人』を聴き直してみると、新しい音が聴こえて来るから不思議です。

 

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指揮者の安藤敬さんと。安藤さん、どうもありがとうございました!

 

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もう数日後に迫ってきました!Le Vociさんの公演情報はこちらです。

 

プッチーニ『蝶々夫人』全二幕 字幕付き原語上演

2017年2月22日(水)・23日(木) 18:00 開場 18:30開演

渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール 全席自由 4,500円

お問い合わせ tel:080-3021-6152

東京文化会館チケットサーヴィス tel:03-5685-0650

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プッチーニ《蝶々夫人》

 

前回の記事もミラノ・スカラ座のことでしたが、明日のオペラ勉強会で《蝶々夫人》を取りあげるのでふたたび… 昨年の12月7日、スカラ座はプッチーニ《蝶々夫人》で開幕しました。あまりにも有名なこのオペラは1904年2月17日にスカラ座で初演されましたが、大失敗で終わった事はよく知られています。

そしてプッチーニは一晩でこのオペラを取り下げ改作にとりかかります。そして他の劇場で何度かの改作による再演を経て現行版が出来上がり、《蝶々夫人》は現代に至るまで名作として上演され続けています。

今シーズンのスカラ座の《蝶々夫人》はこの大失敗に終わった初演版を採用しての上演でした。この版での上演はスカラ座では1904年以来初めて、つまり112年ぶりとのことです。

 

今回のスカラ座のプロダクションの初日公演は生中継されました。日本でも1月23日0時(つまり22日の深夜)からBSプレミアムで放映されるそうです。私はイタリア人の友人から見せてもらいました。大変充実した上演で特に音楽は圧倒的な素晴らしさでした(演出も嫌いではなかったです)。

私は1996年に東京で上演されたパウントニー演出のミラノ初演版を観ていますが、その時に受けた印象とはまた違うものがありました。分かるのは、初演版はたしかに現行版と比べて普遍性では劣るけれど、《蝶々夫人》という日本を描いた作品としての個性はより際立っているということです。そして初演が大失敗だったのは決して作品が酷かったせいではない、ということが良く理解できます。

 

 

ミラノのデパート、リナシェンテのウィンドウはスカラ座開幕演目に合わせて《蝶々夫人》をテーマに飾られていたそうです。素敵ですね!(これは友人が送ってくれた写真です。)

la rinascente rifl