月別アーカイブ: 2014年10月

後宮からの逃走

昨日は銀座で錦織健プロデュース・オペラ《後宮からの逃走》の記者懇親会に行ってきました。

今回で、すでに第6回目とのことです。良いソリストを集め、合唱などの規模が小さく、コミカルな作品、ということでこれまではモーツァルト(ダ・ポンテ三部作)、ロッシーニ(「セビリアの理髪師」)、ドニゼッティ(「愛の妙薬」)などを上演してきたそうで、今回はモーツァルトでもドイツ語の「後宮からの逃走」になったとのこと。

ジングシュピールなので、オペレッタのように台詞を日本語で上演するということで、その方が断然お芝居を楽しめますよね。

そういう視点で考えると、ドニゼッティの「連隊の娘」もいいかもしれないですね。

特に、オペラの公演が少ない地方の方、それから初心者の方が楽しく観られる公演をしたい、という方針は素晴らしいです。私もぜひ足を運んでみようと思いました!

 

 

 

 

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オペラ・エクスプレスに記事を書きました。こちらです。

 

 

 

 

「パルジファル」

またまた間が空いてしまいました。申し訳ありません。

オペラを観た事に関しては、オペラ・エクスプレスの方に書いてしまう事が多くなったので、ますますネタ切れしております。東京とその周辺ではオペラ公演がたくさんあり、演目も規模も様々で、積極的に観るようになってからはまだ間がないのですが、ちょっと頭が混乱してきました。どちらかというと、狭く深くが好きなのです。予習や復習に時間がかかるタイプと言いますか…

新国立劇場で「パルジファル」公演を何度か観ましたが、「パルジファル」の台本は面白いですね。あんな台本を書いて、あんな音楽を書いたワーグナーはやはり巨人だと思いました。

プログラムに関根礼子氏が書いている日本での上演史が興味深かったです。私が観た「パルジファル」は1989年、ミュンヘンかと記憶していましたがウィーン国立歌劇場の来日公演でした。

そういえば、スカラ座で観た「パルジファル」を何となく思い出しました。ムーティ指揮、チェーザレ・リエヴィ演出、ドミンゴ様主演のとってもラテンな「パルジファル」でした。1991年のことですが、それ以来スカラ座では「パルジファル」は上演していません。それに比べると、日本の「パルジファル」演奏頻度はすごいですね…

オペラ・エクスプレスが始まりました

オペラ写真家の長澤直子さんと一緒に企画していたオペラ情報サイト、オペラ・エクスプレスがスタート致しました。

サイトはこちらです。

長澤さんが2008年に始めたOpera viewが母体です。そこに私が参加させていただき、Opera Expressとして新しいサイトが誕生しました。

手作り系、そしてインディペンデント系のオペラ情報サイトです。オペラの魅力を一人でも多くの方にお伝えすること、そして特に、日本のオペラ・シーンに力を入れて報道していけたら、と思っています。

どうか、末永くよろしくお願い致します。

Facebookページはこちらです。サイトへのご感想、ご意見、ご要望などがありましたらぜひ書き込みをお願い致します。皆様のご参加をお待ちしております。

 

「バロック・オペラ その時代と作品」

今年、新国立劇場運営財団 情報センターから出版された「バロック・オペラ その時代と作品」。

 

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一般のオペラ・ファンの方にはそれほど馴染みの無いバロックという分野なので、編集(と執筆も)をしてくださった山田治生さんに、「そ、それなら、いっそのことポルポラとかヴィンチとか、当時重要だった作曲家の作品も載せちゃいませんか〜?」とお願いした所、「よっしゃー(こういう口調ではなかったですけれど。笑)」と快諾していただき、私も末席に連なって誕生したのがこの本です。

この本に書いたあらすじは、全部イタリア語の台本を読んでの書き下ろしです。大変でした…。でもとても面白かったし大変勉強になりました。その本について、少し前のものですが、ご自分のブログに書いてくださっている方を偶然に発見。内容をきっちり読んでくださっているご様子です。こういうのって嬉しいですね…!!!

こちらです。うさうささん、どなたかは存じませんがどうもありがとうございます!