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みんなでオペラ2019/2020(3月の日程変更のお知らせ)

今期も、新国立劇場のオペラ公演を勉強する会『みんなでオペラ』を開講中です!

日程変更のお知らせがあります。3月の第7回ヘンデル作曲《ジュリオ・チェーザレ》勉強会は3月14日(土)の14時からに変更となりました。

他の回はいつも通りすべて金曜日の夜19時からです。3月のみ14日土曜日の14時からとなります。ご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします。

 

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大好評のシリーズ、四期目開講です!新国立劇場の2019/20年オペラ・シーズンにあわせて、上演作品を一演目ずつ勉強する会です。ストーリーと音楽の紹介・解説に加え、原作や作曲家のエピソードなども取り上げ、オペラの魅力に多方面から迫ります!

 

今期のスケジュール:

毎月 金曜日19時より(90分)←3月のみ14日(土)14時からとなります

参加料:2,500円

各回20名限定

*この講座は新国立劇場、その他のオペラ公演と直接の関わりはありません。実際に劇場でオペラを観る方も、観ない方も一緒にオペラを楽しむための講座です。

 

2019年

第1回
9月6日(金)
チャイコフスキー作曲『エウゲニ・オネーギン』

ロシアを代表する詩人プーシキンの韻文小説をもとにして書かれたチャイコフスキーのオペラ。若い男女の恋愛感情のすれ違いを、繊細で情感豊かな音楽があますところなく描き出します。

 

第2回
10月11日(金)
ドニゼッティ作曲『ドン・パスクワーレ』

裕福な老人ドン・パスクワーレは、自分の言うことを聞かない甥のエルネストに財産を譲るのをやめ、自分が若い娘と結婚することに決めるが…。多層的な見方が出来るドラマをドニゼッティの音楽が見事に彩ります。

 

第3回
11月15日(金)
ヴェルディ作曲『椿姫』

パリの裏社交界で男たちにもてはやされる美女ヴィオレッタ。しかし当時の社会は彼女が望んだ、ただ普通に愛し愛されることの幸せを拒みます。21世紀の私たちにも無関係ではない、女性問題を扱った天才ヴェルディ不朽の名作。

 

第4回
12月20日(金)
プッチーニ作曲『ラ・ボエーム』

若く貧乏な芸術家たちの青春の歌。大都会パリの屋根裏部屋に暮らす男女の悲恋をあますことなく描いたプッチーニの音楽の素晴らしさを味わいましょう。

 

2020年
第5回
1月17日(金)

ロッシーニ作曲『セビリアの理髪師』

ロッシーニ・オペラの再評価が進む中、なぜ『セビリアの理髪師』がここまで有名な作品なのかを一度考えてみませんか?名曲が目白押しの傑作を大解剖します。

 

第6回
2月14日(金)
モーツァルト作曲『コジ・ファン・トゥッテ』

美人姉妹を婚約者に持つ二人の士官。彼らは年かさの友人の挑発に乗り、恋人の操を賭けるゲームを始めてしまいます。ダ・ポンテとモーツァルトのコンビがおくる人生哲学に満ちた恋愛学校オペラ。

 

第7回
3月14日(土)14時より(←変更となりました)
ヘンデル作曲『ジュリオ・チェーザレ』

新国立劇場で初めてのバロック・オペラがついに上演!巨匠ヘンデルの代表作『ジュリオ・チェーザレ』は、古代エジプトを舞台にジュリアス・シーザー、クレオパトラなどが波乱万丈のドラマを繰り広げます!

 

第8回
4月10日(金)
オッフェンバック作曲『ホフマン物語』

オペレッタで名を馳せたオッフェンバックが残した唯一のオペラで、彼の遺作でもある『ホフマン物語』。詩人ホフマンをめぐる三つの不気味な恋愛物語のオムニバスは不思議な魅力にあふれています。

 

第9回
5月1日(金)
R・シュトラウス作曲『サロメ』

オスカー・ワイルドの戯曲を原作とした一幕ものオペラ。退廃的な題材、華麗なる音響世界は当時の聴衆をとりこにしました。

 

第10回
5月29日(金)
ワーグナー作曲『ニュルンベルクのマイスタージンガー』

ドイツのニュルンベルクを舞台に、町の親方(マイスター)たちが歌の芸術を競い合う。新しい芸術と恋愛のあり方を問うた、祝祭的な気分にあふれた大作です。

 

ところ:
学び舎 遊人
東京都千代田区西神田 2-4-1
(財)東方学会新館 2F

97V90l92n907D

講師 井内美香(オペラ・キュレーター)

予約・お問い合わせ:
ユージンプランニング(平日10時〜17時)
Tel 03-3239-1906 Fax 03-3239-1907
E-mail : manabiya@yujinplanning.com
*メールでご予約の際はお手数ですがイベント名と人数をご明記下さい。

 

おかげさまで「みんなでオペラ」は、オペラ・ファン同士が交流する場にもなっています。勉強会終了後は毎回、希望者で居酒屋さん等に流れております。初めてご参加の方もぜひどうぞ!

 

例会案内2019.3

イタリア研究会でお話しします!

イタリア研究会は1976年発足の有志の研究会。会員にはイタリアを愛する方々、イタリアと関わりのある多くの方がいらっしゃいます。この伝統あるイタリア研究会の例会でお話をさせていただくことになりました。

内容は「都市とオペラ 〜ミラノという街が生んだオペラの殿堂スカラ座〜」です。

以下はフライヤーの内容です。浅学の身ではありますが、せっかく頂いた機会ですので、長年住んだミラノとスカラ座について出来るだけ有意義なお話をできたらと思っています。

 

例会案内2019.3

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概要: 都市と劇場は密接な関係を持っています。街の特徴 を反映するのが劇場と言えるでしょう。ミラノ・ス カラ座が世界屈指の歌劇場になったのも、ミラノと いう都市のもつ地理的、歴史的、人種的な特徴が大 きく関わっています。その過程を、スカラ座の今と 昔を検証しながら考えたいと思います。

講師略歴: 学習院大学哲学科卒業、同大学院人文科学研究科博 士前期課程修了。ミラノ国立大学人文学科で音楽学 を学ぶ。ミラノ在住のフリーランスとしてオペラ関 係のライター、コーディネーター、通訳として20年 以上活動。2012年2月に帰国後はオペラに関する執筆、通訳、講演の仕事をしている。 著書「バロック・オペラ―その時代と作品(共著)」(新国立劇場運営財団情報センター刊)他。

日時: 2019年3月7日(木) 19:00~21:00(18:30受付開始)

場所: 東京文化会館 4階大会議室 台東区上野公園5-45 TEL(03)3828-2111

JR上野駅 公園口改札から徒歩1分 (改札正面の東京文化会館楽屋口から入り、エレベータで4階にお上がりください)

参加費:イタリア研究会会員無料 ・非会員 2,000円 ・ 学生 500円

申し込み不要。お問い合わせはイタリア研究会まで。

E-mail: itaken-contact@freeml.com
HP: https://itaken1.jimdo.com/

 

Turandot

みんなでオペラ《トゥーランドット》6月7日(金)に

【みんなでオペラ《トゥーランドット》勉強会は6月7日(金)になりました!】

西神田の学び舎(ユージンプランニング)さんで毎月開催している、新国立劇場のオペラ公演を予習する会《みんなでオペラ》、6月14日(金)に予定されていた「トゥーランドット」の回が、講師の都合により6月7日(金)になりました。申し訳ございません。新しい日程でぜひご参加くださいませ。

 

Turandot

 

《トゥーランドット》公演は、一流歌劇場の仕事を数多く手がけているバルセロナ出身の演出家アレックス・オリエによる新演出。新国立劇場芸術監督である大野和士がタクトを取り、国際的なスター歌手が日本の一流歌手たちと共演する楽しみなプロダクションです。

 

これから先の日程と内容を再掲します。次回は2月15日(金)の《ウェルテル》です。雪になりませんように(祈)。

 

2月15日(金)
マスネ《ウェルテル》
ゲーテのあまりにも有名な恋愛小説《若きウェルテルの悩み》が、フランス・オペラの大ヒット作に。ウェルテルとシャーロットの錯綜する心をマスネがこの上なく甘美な音楽で描き出します。

3月15日(金)
ツェムリンスキー作曲《フィレンツェの悲劇》/プッチーニ作曲《ジャンニ・スキッキ》
20世紀オペラのダブル・ビル。オーストリアのツェムリンスキーと、イタリアのプッチーニがほぼ同じ時期に作曲した全く違うオペラ。両者に共通しているのはフィレンツェという永遠の都です。

4月19日(金)
モーツァルト作曲《ドン・ジョヴァンニ》
モーツァルトのイタリア語のオペラ。ダ・ポンテ台本の三部作の中で、もっとも悪の魅力を放っているのが《ドン・ジョヴァンニ》です。天才モーツァルトの音楽が余すところなく描き出すその魅力とは?

5月10日(金)
プッチーニ作曲《蝶々夫人》
日本を描いた傑作オペラ。長崎を舞台に、アメリカ海軍士官ピンカートンを愛した蝶々さんの悲劇が、心を揺さぶる傑作に。

6月7日(金)
プッチーニ作曲《トゥーランドット》
プッチーニが最後に作曲した未完のオペラ。伝説時代の北京、流浪の王子カラフは、氷のような姫君トゥーランドットの心を溶かすことができるのか?

 

参加料:2,500円 各回20名限定
10回分まとめてのお申し込みは20,000円とお得になります(9月14日まで)。

ところ:
学び舎 遊人
東京都千代田区西神田 2-4-1
(財)東方学会新館 2F

97V90l92n907D

*この講座は新国立劇場、その他のオペラ公演と直接の関わりはありません。実際に劇場でオペラを観る方も、観ない方も一緒にオペラを楽しむための講座です。

 

講師 井内美香(オペラ・キュレーター)

 

予約・お問い合わせ:
ユージンプランニング(平日10時〜17時)
Tel 03-3239-1906 Fax 03-3239-1907
E-mail : manabiya@yujinplanning.com
*メールでご予約の際はお手数ですがイベント名と人数をご明記下さい。

 

おかげさまで「みんなでオペラ」は、オペラ・ファン同士が交流する場にもなっています。勉強会終了後は毎回、希望者で居酒屋さんに流れております。初めてご参加の方もぜひどうぞ!

 

 

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レクチャーコンサート《ロッシーニ の魅力 再発見!》

今年はロッシーニの没後150年です。本国イタリアではオペラの上演が相次いでいるようですが、日本でもいくつか重要な催しが開かれています。

11月17日(土)には東京文化会館の小ホールで、「ジョアキーノ・ロッシーニ 没後150年記念 レクチャーコンサート《ロッシーニ の魅力 再発見!》」がありました。

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企画制作は東京文化会館です。

前半は器楽曲、後半はオペラのアリアと重唱曲。曲の間に、日本ロッシーニ協会会長の水谷彰良先生の解説が入ります。

今回のコンサートは没後150年を記念して、水谷先生所蔵のロッシーニに関するとても貴重な資料が数多く展示されていました。ロッシーニ の自筆書簡が8点も!ロッシーニ の筆跡は頭が良くて性格も良さそう。単なる印象ですが…(字がカッコいいんです)。

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その他にも肖像画、楽譜、文献(その中にはスタンダールの「ロッシーニ 」伝の初版本が!まさにロッシーニが生きた時代の空気を感じさせます)、そして、カリカチュア、図版、写真(ロッシーニ の生写真多数。ハァハァ。まあもちろん、美青年だったお若い頃の写真ではないのですが…)、ロッシーニ ・オペラ・フェスティバルのポスター、絵葉書、などなど。それぞれに詳しい説明も添付されていました。全貌を知るには日本ロッシーニ 協会のサイトのこちらをご覧ください。

 

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会場はほぼ満員の盛況でした。

曲目はこちらです。

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*順番は《湖の女》と《ギヨーム・テル》が入れ替わりました。

前半の器楽の一曲目は、私の好きな「弦楽のための6つの四重奏ソナタ」から第1番。出だしからして、何て良い曲なんだ!

その他に、印象に残ったのがいつも東京フィルさんで聴いているクラリネットのアレッサンドロ・ベヴェラリさんと、ピアノの西村翔太郎さんによる幻想曲。イタリア人のロッシーニはやはりパッションが凄かったです。

タイミング良く出てくる水谷先生のレクチャーは、とてもレアな情報を平易に説明してくださり、しかも面白すぎるギャグが挟まれ客席を沸かせます。

休憩が終わり、後半はいよいよオペラのアリアと重唱です。

今日の曲目は、最後の《チェネレントラ》の六重唱以外はオペラ・セリアからのアリアと重唱です。初心者からロッシーニ重症患者まで楽しめる素晴らしい選曲でした。

出演歌手の皆さんの歌もとても良かったです。ロッシーニのオペラ・セリアは、技術のある歌手がスタイルを良く理解して歌えば、本当にあっけにとられるほど素晴らしいのです。

中でも白眉だったのは、メゾソプラノの富岡明子さんの歌う《マオメット2世》より「心配ありません、卑しい感情には」。広い音域にムラがなく、また迫力たっぷりの歌唱でこの難しいアリアが感動的な出来栄えでした。

それから“ロッシーニ の声”を持つテノール、小堀勇介さんの歌もいつもながら魅力的でした。あの明るい音色と気品ある歌声、そしてアジリタのテクニックが爽快です。イタリア語が美しいもう一人のテノール渡辺康さんと天羽明惠さんとの《湖の女》三重唱、カッコよかった。

他には、《タンクレーディ》のアメナイーデにぴったりの音色を持つ天羽明惠さん(でも《チェネレントラ》の意地悪なお姉さんの演技も上手い。笑)、深みのある美声で《ギヨーム・テル》を歌ったヴィタリ・ユシュマノフさん、そしてバリトンの市川宥一郎さんとメゾ・ソプラノの高橋華子さんも出演し、皆さん聴きごたえがありました。アンコールの《ギヨーム・テル》フィナーレも大変美しかったです。ピアノは安心の藤原藍子さん。

観客の拍手喝采でコンサートは終わりとなりました。

 

最後に余談ですが、この日は、同じ上野の奏楽堂で同じ時間にロッシーニ の「小荘厳ミサ曲」が園田隆一郎さんの指揮で演奏されていました。東京のロッシーニ・ファンが、なかなか無いロッシーニ のコンサートで「どちらに行けばいいんだ!?」と苦悩した日としても長く記憶されるでしょう(涙)。そちらも素晴らしい演奏会だったと行った方から聞きました。

 

 

 

 

 

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新潮講座 「オペラ《超》入門 」10月15日(月)に始まります!

新潮講座の神楽坂教室で、オペラについての入門講座を始めます!

オペラ《超》入門 〜 オペラと仲良くなるための3つのアプローチ 〜

10月15日(月)13:00から14:30
11月19日(月)13:00から14:30
12月17日(月)13:00から14:30
の3回です。

 

《内容》
第1回 オペラとは?(歴史、原作、ストーリー)
オペラとはいつどのように成立した芸術なのか?オペラの原作はあの有名な小説だった!?
など、オペラを歴史とテキストから解説します。

第2回 歌と音楽はオペラの主役(音楽と歌の魅力。スター歌手たちの紹介)
オペラの華はやっぱりオペラ歌手!あんな歌手、こんな歌手の魅力。
いい声ってどんな声ですか?スター歌手になるための条件は?
伝説の名歌手たちの名舞台をご紹介します。

第3回  オペラを見るよろこび(歴史絵巻からSF的な未来アートまで。美術セット、照明、衣裳の見方)
オペラは舞台芸術。そこを鑑賞しないのはとてももったいないこと。
伝統的なオペラの美術セットから最新テクノロジーを駆使した演出まで。
オペラの幅広い楽しみ方を提案します。

 

西神田の学び舎さんで開いている「オペラ勉強会」とはまた違った切り口の講座です。オペラを一度観てみたい!という方、オペラのより楽しい鑑賞の仕方を知りたい方、オペラはよく行くけれど何か新しい視点でオペラを観てみたいという方など、ぜひいらしてください。毎回、お話の内容をまとめたレジュメを配布し、DVDなどでいくつかのオペラ作品を視聴します。また、オペラをこれから観てみたい、という方に向けてこれから上演されるお勧めオペラ公演をご紹介します。

 

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場所は神楽坂駅2番出口から30秒の神楽坂ローズビル3F 新潮講座神楽坂教室です。

料金は3回分で9,720円(一回分は税込で3,240円になります)。

一回のみの受講も可能です。その場合は税込で3,564円。こちらからお申し込みいただくか、下記の電話でご予約いただき現地で現金支払いが可能です。

電話:03-3266-5776

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楽しい講座にしたいと思っています。どうぞお気軽にご参加ください!

 

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オペラ勉強会の新シーズン始まります!

 

あっという間に近づいてまいりました。新国立劇場のオペラ・シーズンに合わせて開講している「井内美香の『みんなでオペラ』」、9月14日(金)スタートです。今回が3期目となります! 会場は西神田にあるユージンプランニングの学び舎さんです。

 

今期から〈金曜日〉の開催になりました。どうぞお間違いなく。

 

新国立劇場のオペラ・シーズンに合わせて演目を予習する会です。オペラ初心者の方にもおすすめです。オペラ公演には日本語字幕もあり、予習なしでオペラを観に行っても楽しめる今日この頃ですが、演目について少し勉強してから行くとオペラ鑑賞はグッと楽しくなります!

新国立劇場の2018/2019シーズンといえば、一番の注目はやはり、オペラ指揮者として国際的な活躍をしてきた大野和士氏が芸術監督に就任しての最初のシーズンだということ。新国立劇場の委嘱による新作オペラ《紫苑物語》の世界初演!も、とても楽しみです。そして、世界でもっとも高い評価を受けている演出家の一人であるアレックス・オリエによる《トゥーランドット》の新演出、こちらも本当に楽しみです。

 

第一回目は9月14日(金)19時より、モーツァルト《魔笛》について。皆様、今期もどうぞよろしくお願い申し上げます!

 

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今期のスケジュール:全10回 毎月金曜日開催 19時開始(90分)

井内美香の「みんなでオペラ」

日程:
2018年
9月14日(金)
モーツァルト作曲《魔笛》
ドイツ語で書かれたモーツァルトの傑作オペラ。ファンタジーあふれる作品の多彩な魅力に迫ります。

10月19日(金)
ビゼー作曲《カルメン》
《カルメン》はなぜこれほどまでに有名なのでしょう?ビゼーという作曲家の生涯と、19世紀フランス・オペラの流れから見た《カルメン》とは?

11月9日(金)
ヴェルディ作曲《ファルスタッフ》
ヴェルディは大好きでも《ファルスタッフ》の音楽は少し難しいと思う人はいませんか? でもこのオペラには、たくさんの美しさと人生の哲学が詰まっています。

12月21日(金)
ワーグナー作曲《タンホイザー》
官能と清き愛の間で揺れ動く騎士タンホイザーが、ヴァルトブルクの歌合戦で〈愛〉について歌う。ワーグナー自身の投影であるかのような物語を流麗な旋律と濃密なオーケストラで紡ぐ名作です。

 
2019年
1月18日(金)
西村朗作曲《紫苑物語》
新国立劇場による創作委嘱作品の世界初演です。石川淳の幻想的な小説「紫苑物語」を佐々木幹郎台本、西村朗作曲でオペラ化。芸術監督の大野和士がタクトをとる話題の作品です。

2月15日(金)
マスネ《ウェルテル》
ゲーテのあまりにも有名な恋愛小説《若きウェルテルの悩み》が、フランス・オペラの大ヒット作に。ウェルテルとシャーロットの錯綜する心をマスネがこの上なく甘美な音楽で描き出します。

3月15日(金)
ツェムリンスキー作曲《フィレンツェの悲劇》/プッチーニ作曲《ジャンニ・スキッキ》
20世紀オペラのダブル・ビル。オーストリアのツェムリンスキーと、イタリアのプッチーニがほぼ同じ時期に作曲した全く違うオペラ。両者に共通しているのはフィレンツェという永遠の都です。

4月19日(金)
モーツァルト作曲《ドン・ジョヴァンニ》
モーツァルトのイタリア語のオペラ。ダ・ポンテ台本の三部作の中で、もっとも悪の魅力を放っているのが《ドン・ジョヴァンニ》です。天才モーツァルトの音楽が余すところなく描き出すその魅力とは?

5月10日(金)
プッチーニ作曲《蝶々夫人》
日本を描いた傑作オペラ。長崎を舞台に、アメリカ海軍士官ピンカートンを愛した蝶々さんの悲劇が、心を揺さぶる傑作に。

6月14日(金)
プッチーニ作曲《トゥーランドット》
プッチーニが最後に作曲した未完のオペラ。伝説時代の北京、流浪の王子カラフは、氷のような姫君トゥーランドットの心を溶かすことができるのか?

 

参加料:2,500円 各回20名限定
10回分まとめてのお申し込みは20,000円とお得になります(9月14日まで)。

ところ:
学び舎 遊人
東京都千代田区西神田 2-4-1
(財)東方学会新館 2F

97V90l92n907D

*この講座は新国立劇場、その他のオペラ公演と直接の関わりはありません。実際に劇場でオペラを観る方も、観ない方も一緒にオペラを楽しむための講座です。

 

講師 井内美香(オペラ・キュレーター)

 

予約・お問い合わせ:
ユージンプランニング(平日10時〜17時)
Tel 03-3239-1906 Fax 03-3239-1907
E-mail : manabiya@yujinplanning.com
*メールでご予約の際はお手数ですがイベント名と人数をご明記下さい。

 

おかげさまで「みんなでオペラ」は、オペラ・ファン同士が交流する場にもなっています。勉強会終了後は毎回、希望者で居酒屋さんに流れております。初めてご参加の方もぜひどうぞ!

 

 

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オペラ・ブック・カフェ開催します!

7月16日(月・祝)は海の日です。海に行かない方はOpera Book Caféへどうぞ!

 

オペラが大好きな人が集まり、オペラに関するオススメの本を紹介しあう会です。希望者には推薦図書の紹介をしていただきます。オペラ、もしくは本、どちらかが好きな方なら大歓迎です!場所は西神田の学び舎さん。

 

 

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今年もすごいイラストでごめんなさい。私が描きました…。

 

 

ブログの更新が半年ぶりになってしまいました。この間にも書き残しておきたいことがたくさん起こったのですが、時間を作るのが下手で果たせないままに。ハッと気がつくともう7月!!!

ということで、昨年もこの時期に開催してとっても楽しかった「オペラ・ブック・カフェ」をまたやります。オペラが好きな方、本が好きな方、お待ちしています!!!

 

 Opera Book Café

日時:2018年7月16日(月・祝)16:00から

(途中参加、途中退出自由。終了予定 19:00頃)

場所:東京都千代田区西神田2-4-1 (財)東方学会新館2F

参加費:3,000円
定員:30名

軽食、ドリンク付き

*ご自分の好きなオペラ関係の本(もしくは別に関係ない本でもOKです)をご紹介してくださる方を募集します。10名まで。

 

学び舎で開催しているオペラ勉強会「みんなでオペラ」の井内美香(オペラ・キュレーター)も自分の好きな本について語ります!

初めて参加する方、オペラ初心者の方も気楽にご参加ください。終了後はお時間ある方で懇親会も予定しています。

 

予約・お問い合わせ:
ユージンプランニング(平日10時〜17時)

Tel 03-3239-1906
Fax 03-3239-1907

Email: manabiya@yujinplanning.com
*メールでご予約の際はイベントめい(オペラ・ブック・カフェ)と人数をご明記ください。お好きな本を紹介したい方はその旨も書いてください。

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音楽を語る表紙

みんなでオペラ 第6回 細川俊夫作曲《松風》

寒い毎日ですね〜。私は年末からお正月にかけて体調がいまいちでした。もとは風邪だったのですが治りが悪く、ネットでいろいろ検索したところ、不調の原因の一つは「砂糖の取りすぎ」らしいという所に行き着き…。身に覚えがありすぎて怖いです。ということで、今年の目標は「砂糖の摂取量を減らす」に決めました(涙)。

 

新国立劇場で上演するオペラを勉強する会「みんなでオペラ」。次回は明日15日です。細川俊夫の《松風》。お能の《松風》を元にした深く美しい作品です。お時間のある方はぜひどうぞ!

 

 

「みんなでオペラ」第6回『松風』

2018年1月15日(月)19時(90分)

ところ:学び舎 遊人(東京都千代田区西神田 2-4-1 東方学会新館2F)

新国立劇場の2016/17年オペラ・シーズンにあわせて、上演作品を一回一演目ずつ勉強する会です。オペラを観る前に「これだけは知っておきたい!」というポイントが分かります。

*実際に劇場でオペラを観る方も、観ない方も一緒にオペラを楽しむための講座です。

日本を代表する現代作曲家、細川俊夫がベルギー、ブリュッセルのモネ劇場の委嘱で作曲し、2011年に同劇場で初演されて以来、世界中で上演されているオペラ《松風》。ドイツ人の振付家サシャ・ヴァルツの演出も注目です。

 

参加料:2,500円

各回20名限定。

主催:ユージンプランニング

予約とお問合せ:
ユージンプランニング(平日10時から17時)
TEL 03-3239-1906
FAX 03-3239-1907

E-mail:manabiya@yujinplanning.com
(メールでご予約の際はイベント名と人数を明記してください)

 

細川俊夫さんのご著書「魂のランドスケープ」(1997年・岩波書店)と、「細川俊夫 音楽を語る」[聞き手]W = W・シュパーラー、[訳]柿木伸之(2016年・アルテスパブリッシング)。どちらも読み応えたっぷりの本です。

 

魂のランドスケープ

 

音楽を語る表紙

 

 

新国立劇場の《松風》公演日程はこちらからどうぞ。

 

そして1月27日、28日には同じ細川俊夫作曲の《班女》上演が広島で。うう、行きたい…。情報はこちらです。

 

 

 

 

 

 

 

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ラジオ番組 music book café に出演しました!

音楽と本をテーマにしたおしゃべりを届ける素敵なラジオ番組 music book café に出演させて頂きました。番組のHPは こちら です。

 

以前、指揮者のアンドレア・バッティストーニ氏の通訳として行った事はありますが(その時のポッドキャストはこちらのページから聴く事が出来ます。一番下からどうぞ)、今度はオペラ・キュレーターとして出演してまいりました。

 

 

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左から私、坂元勇仁さん、ほのかさん

 

私は〈自分の著書〉、と言えるような本はないので、オペラの原作本や台本を読む楽しみについて、《フィガロの結婚》や《カルメン》などの名作オペラを例にお話させて頂きました。

オペラについて話したいことはたくさんあるのですが、何しろトークが下手、というか、スマートに話せないのです。後から自分のしゃべりを聴くと本当にあきれてしまいますが、せっかく出演させて頂いた番組です!お時間のある方はお聴きいただけると嬉しいです。

かつて大学で同級生だった坂元勇仁君と、現役大学生ながら music book café のパーソナリティーを立派に務めるほのかさんが私の話を引き出してくれました。ほのかさんはカントリー音楽の歌手だそうで、しゃべる声がとてもいいし、優しいのでゲストも話しやすいです。坂元君はそれぞれの人から才能や、その人らしい話を引き出す天才で、彼がこんな凄い能力を持っていたなんて大学生の頃(まあかなり昔の話ですが…笑)は想像もしなかったです。

 

放送は終了しましたが、音楽以外のトークの部分は番組HPのポッドキャストからお聴き頂けます。こちら のページの一番下からどうぞ。

 

 

 

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ほのかさんの笑顔のファンです。番組内で歌ってほしい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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谷めぐみ『スペイン歌曲リサイタル』に行ってきました!

これまで私のオペラ勉強会(この回です)やオペラ・ブック・カフェ(こちらです)に出席して下さったことのある谷めぐみさん。スペイン歌曲のエキスパート、というよりも、スペイン歌曲に生涯を捧げている谷さんのリサイタルが昨日、東京の白寿ホールで開かれました。

 

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こちらはプログラムの表紙です。なんとも美しい。(以下も配布されたプログラムより。谷さんのブログから転載しています。

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「スペイン音楽の楽しみ」(音楽之友社)の名著もある濱田滋郎氏が寄せられた「スペイン歌曲の『真実』を聴く」という文章に唸らされます。

 

今回の谷さんのプログラムは、四つの部分に分かれていました。第一部「夢のあとさき」はエンリケ・グラナドスの歌曲、第二部「憧れの国」はグラナドスの時代の、世界を魅了したスペイン音楽の多彩な作曲家たちの曲。休憩の後の第三部は「響きわたる孤独」としてフェデリコ・モンポウの歌曲。そして第四部は「20世紀の郷愁」、モンポウの周辺のスペイン歌曲を紹介する、という構成のしっかりした内容です。

 

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この分野は初心者なのであまりちゃんとした感想を書けないのが残念ですが、まず、谷さんがマイクを使ってのご説明と、歌を両立させていらっしゃるのがさすがでした。歌は背景を知って聴くと広がりが違います。澄んだ歌声は情熱を帯びて魅力的でした。そしてグラナドスとモンポウの世界が大きく違っているので、その対峙する様が圧巻でした。第二部の最初にあるモンポウの「魂の歌」…凄い歌でした!

谷さんの衣裳が、グラナドスの明るい世界は赤いドレスに黒いレース、後半の内向的なモンポウの時には黒いドレスに水色系のストールというのも内容に良く合っていて美しかったです。

そ、そして!ビゼー『カルメン』のハバネラの元歌、イラディエールの「エル・アレグリート」もしっかり歌って下さいました!何ともチャーミングな曲。嬉しかったです。

 

アンコールはオブラドルス編曲のスペイン民謡「エル・ビート」と「鳥の歌」。今年はバルセロナのテロ、そしてカタルーニャの独立にまつわる問題等、バルセロナを心の故郷とする谷さんはかなり心を痛められていたご様子でした。スペイン歌曲は、今日、私が聴いた印象では、祈りの要素が重要な部分を占めている曲が結構あるような気がします。

ピアノの浦壁信二さんは、練達の腕前で歌にしっかりと響きを加えて聴きごたえがありました。

谷さんの(スペイン音楽の)魅力に吸い寄せられて、オペラ勉強会のメンバーもかなり来ていました。谷さんファンがロビーに溢れ、美しいドレス姿を撮影するのを忘れてしまったのが残念です。

 

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白寿ホールはもうクリスマスの飾り付けでした。