月別アーカイブ: 2016年9月

「みんなでオペラ」第二回『ラ・ボエーム』やります!

10月10日(月)に「みんなでオペラ」の第二回をやります。今度はプッチーニの『ラ・ボエーム』でございます。月曜日ですが体育の日で祝日なので15時スタートです!夜は苦手な方、お待たせいたしました〜。場所はもちろん千代田区西神田の学び舎 遊人さんです!

 

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前回は『ワルキューレ」でドイツ語、しかも超大作、ということで苦労いたしましたが、今回もイタリア語だからといって気は抜けません。プッチーニのこのオペラ、傑作だし大好きなのですが、テンポも調性も猫の目のように変化するし、お話の展開も一筋縄ではいきません。

でもやはり「青春の歌」ですね。リア充からは程遠い青春時代を送った私は、若い頃はこのオペラが嫌いでしたが(笑)、今では本当に好きな作品です。

今度の勉強会はじつはスペシャル・ゲストも予定しています。可能な方はぜひお越しくださいませ!!!

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井内美香の「みんなでオペラ」

プッチーニ作曲 イッリカ&ジャコーザ台本

「ラ・ボエーム」

第2回 10月10日(月)午後3時

ところ:学び舎 遊人(東京都千代田区西神田 2-4-1 東方学会新館2F)

新国立劇場の2016/17年オペラ・シーズンにあわせて、上演作品を一回一演目ずつ勉強する会です。オペラを観る前に「これだけは知っておきたい!」というポイントが分かります。

*実際に劇場でオペラを観る方も、観ない方も一緒にオペラを楽しむための講座です。

参加料:2,500円

各回20名限定。

主催:ユージンプランニング

予約とお問合せ:
ユージンプランニング(平日10時から17時)
TEL 03-3239-1906
FAX 03-3239-1907

E-mail:manabiya@yujinplanning.com
(メールでご予約の際はイベント名と人数を明記してください)

 

みんなで楽しくワイワイやる会です。皆様のお申込みをお待ちしております!

(勉強会の後は、希望者で居酒屋さん行きま〜〜す。)

 

 

「イタリア人はモーツァルトがお嫌い!?」YouTube動画

ちょっと前の話になりますが、今年の3月4日(金)に学び舎 遊人さんで「イタリア人はモーツァルトがお嫌い!?」というお題で講演をしました。

大学の同級生で、Facebookで感動の(?)再会を果たした坂元勇仁氏が企画してくれたお話の会です。

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イタリアに1989年の末に移住し2012年に帰国するまで、その間には日本でのお仕事も多々ありましたが、20年以上住んでいたイタリアで私が見た事、聞いた事、思った事から選んでお話しさせていただきました。

名プロデューサー坂元君が司会をしてくれたおかげで、私にしては面白い話が出来たのではないかと思っています。内容はまあ私の事ですので、オペラ関係が95%くらいになってしまいましたが…

この度その講演会が、遊人(Yujin)さんのYouTubeにアップされましたのでお知らせします。ご興味とお時間のある方がいらっしゃって見ていただければ幸いです。

動画を自分で見て。他に気にすべき所があるような気もするのですが、個人的にはやはり二重あごとお腹が気になりました(涙)。じつは帰国後、一年くらい経った頃から体重が増えちゃったんです。それまでも決して痩せていたわけではありませんのでこうなってしまいました。というわけで、お見苦しい動画ですみません!!!

 

以下に話の内容をかいつまんで書いてみました。

「イタリア人はモーツァルトがお嫌い!?」

前半の話題:
– 坂元君との30年ぶりの再会の経緯(Facebookは偉大だ)
– オペラ・キュレーター始めました
– 大学院を卒業して東京二期会の事務局に入局した頃
– 永竹由幸先生と出会い、ミラノ・スカラ座に魅了され転職
– ミラノへ移住
– ミラノでしていたオペラ来日公演コーディネーターという仕事とは?
– ボローニャ歌劇場との長年のおつきあい(ロッシーニ演奏では世界一の劇場!)
– ボローニャ歌劇場の中で仕事をして泣きべそをかいていた日々について
– 仕事でイタリア人から必要な返事をゲットする方法
– ジェスチャーはイタリア語の一部
– イタリア人と日本人は笑う所が違う
– イタリアの観客はオペラのどこを観ているのか?
– スザンナを歌うソプラノとトスカを歌うソプラノ
– イタリアの歌劇場の数とそこで仕事をしている人々について
– イタリア人にとっての「美しい声」とは?
– イタリア・オペラの合唱とは?
– イタリア・オペラのオーケストラの特徴
– イタリア・オペラにおける言葉(台本)の重要性
– イタリア人はモーツァルトがお嫌い!?
– 教養オペラと大衆オペラ
– モーツァルト以前は作曲家より台本作家の方が重要だった

(休憩)

後半の話題:
– ミラノという都市
– ミラノは半分オーストリア
– ミラノとスカラ座
– ミラノとモーツァルト
– ミラノ・スカラ座について
– 12月7日の華やかな開幕公演
– 天井桟敷の人々
– 大歌手を育てる観客
– イタリアの歌劇場がおかれている現状(経済状態)
– 自分が日本に帰ってからの活動
– オペラ・エクスプレス
– 日本のオペラ界を知る
– 日本人、総オペラ人口化計画?

 

Youtube動画はこちらです。

 

 

前夜祭「ジャパン・オルフェオ」 @ イタリア文化会館

今日は九段下のイタリア文化会館で「前夜祭『Japan Orfeo』トーク&ミニコンサート」というイヴェントがあり、通訳として呼んでいただきました。

 

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10月7日(金)8日(土)に鎌倉の鶴岡八幡宮 野外特設舞台で、そして12日(水)13日(木)に東京芸術劇場で上演される『ジャパン・オルフェオ』のプレ・イヴェントです。内容はモンテヴェルディの「オルフェオ」ですが、今回の上演にはいくつかスペシャルな特徴があるというご説明でした。

 

1.  新しく作曲された音楽を使用した〈悲劇版フィナーレ〉での上演

1607年の初演時にアレッサンドロ・ストリッジョが書いた「オルフェオ」台本のフィナーレは、オルフェオ(オルフェウス)がバッカスの巫女達に八つ裂きにされるという結末でした。しかし1609年に出版された「オルフェオ」の楽譜ではこのフィナーレは変更されており、天上界からアポロが降りて来て息子であるオルフェオは天に召されて終わります。変更前のオルフェオが八つ裂きにされる結末の台本にはモンテヴェルディの音楽が残されていません。今回はその悲劇版の台本に、作曲家で指揮者の沼尻竜典が曲を書き(6-7分の曲だそうです)オリジナルの台本の内容が現代に蘇ります。

 

2. オペラ × 能 × 日本舞踊 × 雅楽

この『ジャパン・オルフェオ』公演では真の意味での日伊のコラボレーションが実現するそうです。オペラが誕生したばかりの1607年に初演されたモンテヴェルディの「オルフェオ」を上演するにあたり、日本の伝統芸能である能、日本舞踊、雅楽が加わります。宝生流第20代宗家の宝生和英が伝統芸能演出監修を受け持ち、「オルフェオ」後半の地獄の場面で地獄の王プルトーネと妻プロセルピナを(イタリア人の歌手たちがこれらの役を歌う傍らで)宝生流のシテ方武田孝史と宝生和英が舞います。また、フィナーレでオルフェオを八つ裂きにするバッカスの巫女を宗家藤間流の八世宗家である藤間勘十郎が踊ります。

演奏家としては、この時代のオペラのスタイルを熟知したイタリアと日本の古楽器奏者達が集結しますが、そこに加えて、雅楽、能楽囃子方、そしてイタリアからレーザー・ハープ奏者も来日しての演奏が繰り広げられます。雅楽やお能の音楽を演奏するのではなく、和洋の楽器が一緒になってモンテヴェルディの音楽を奏で、日本側もその音楽で舞いを見せる、という新しい挑戦がある舞台だそうです。

 

3. イタリアの踊りと衣裳の〈美〉も参加

「オルフェオ」の前半(プロローグと第1幕、第2幕)はオルフェオとエウリディーチェの結婚のお祝い、そしてエウリディーチェが毒蛇に噛まれて死んだことをオルフェオが嘆く場面までです。今回はこの現世の部分を地中海的な彩りで表現します。南イタリア、プーリア州のピッツィカとタランタという踊りを踊るダンサー達が来日して結婚式のお祝いの場面などで踊ります。また、イタリアの一流デザイナー、ミッソーニがこの公演のために特別にデザインした衣裳も見所です。

 

今日のトークは昭和音楽大学教授の有田栄先生が司会として質問をなさり、指揮者・音楽監督のアーロン・カルペネ氏と演出家のステファノ・ヴィツィオーリ氏がそれに答えるという内容でした。有田先生の質問が分かりやすく、お二人の答えも興味深い内容でした。カルペネ氏とヴィツィオーリ氏は2013年にブータンで同じように現地の芸術家とイタリアとのコラボレーションでオペラを上演しており、その経験が今回の日本での上演実現に大いに役に立っている、ということでした。またモンテヴェルディのオペラを最大限に尊重しつつ、本当の意味での日伊のコラボレーションを目指している、ということを何度もおっしゃっていました。

一時間程のトークの後には、オルフェオ役を歌うために来日したヴィットーリオ・プラート氏(バリトン)の歌と指揮者のカルペネ氏のピアノで「オルフェオ」からの曲が演奏されました。

「Rosa del ciel 天上の薔薇よ」と「Tu se’ morta 君は死んでしまったのか」の二曲です。

プラート氏の声がとても美しかったです。お天気に恵まれて素晴らしい公演になるといいですね!

この公演の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

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左から演出家のステファノ・ヴィツィオーリ、オルフェオ役のヴィットーリオ・プラート、指揮者のアーロン・カルペネの各氏。

 

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司会の有田栄先生も一緒に。

 

OTTAVA オペラ大好き!『VIVA! OPERA』 2016年9月号 《セミラーミデ》特集

この記事はインターネットラジオ OTTAVA “OTTAVA MALL”の番組「オペラ大好き!『VIVA! OPERA』」の記録です。2016年9月号。OTTAVAさんのページはこちらです。

じゃじゃ〜ん。

今月は10月30日(日)に藤沢市民会館で上演されるロッシーニのオペラ《セミラーミデ》(演奏会形式)の大特集です。

 《セビリアの理髪師》、《ウィリアム・テル》序曲などが有名なロッシーニですが、実はオペラ・ブッファと呼ばれる喜歌劇だけでなく、当時、大変人気のあったオペラ・セリア(正歌劇)というジャンルでも素晴らしい作品を数多く残しています。
その中でも最高傑作と謳われるのが《セミラーミデ》です。
今回は、藤沢市民オペラ芸術監督で《セミラーミデ》を指揮する園田隆一郎さんに、ロッシーニの魅力、そして《セミラーミデ》の魅力を存分に語っていただきます!

・プロフィール
*園田隆一郎
東京藝術大学音楽学部指揮科、同大学大学院を修了。
遠藤雅古、佐藤功太郎、ロックハート、ジェルメッティ、ゼッダの各氏に師事。
2006年、シエナのキジアーナ夏季音楽週間《トスカ》を指揮してデビュー。
翌年、藤原歌劇団《ラ・ボエーム》を指揮して国内デビューを果たす。
同年夏にはペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル《ランスヘの旅》の他、イタリア各地で演奏会を指揮した。
その後、国内外のオペラの指揮、オーケストラとの共演を重ねている。
近年では、2015年11月にベルギーのフランダース・オペラでのロッシーニ《アルミーダ》、12月にはトリエステ歌劇場でのドニゼッティ《愛の妙薬》を指揮し好評を博した。
2016年はびわ湖ホール《フィガロの結婚》、日生劇場《セビリアの理髪師》、NHKバレエの饗宴2016、藤原歌劇団《蝶々夫人》《愛の妙薬》などを指揮、そして8月にはびわ湖ホール公演マスネ《ドン・キホーテ》を急遽代役として指揮するなど活躍が続いている。
2015年4月より藤原市民オペラ芸術監督。

歌劇《セミラーミデ》全2幕
1823年ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場で初演。ロッシーニの妻であったスペイン人の偉大なるソプラノ歌手イザベッラ・コルブランがセミラーミデ役を創唱した。

あらすじ
古代バビロニア。女王セミラーミデは王座を狙うアッスールの讒言を信じて夫である前王ニーノの毒殺に加担し、その時に王子ニーニャは行方不明になっていた。15年の月日が経ち、戦場から若き勇士アルサーチェが帰還する。セミラーミデはアルサーチェと結婚して彼に王位を譲ろうとするが、実は彼こそが、セミラーミデの息子ニーニャであった…

ポイント1:
ロッシーニの真価はオペラ・セリアにあり。近年、世界中でロッシーニのオペラ・セリアは人気がある。

ポイント2:
その中でも《セミラーミデ》は音楽で描く大伽藍のようなモニュメンタルな傑作。

ポイント3:
藤原市民オペラ《セミラーミデ》は日本で望みうる最高のキャストが集まり、長い伝統を持つ同団体によって演奏される希有な上演。この機会をお聴き逃しなく!

公演情報:

藤沢市民オペラ 歌劇《セミラーミデ》
(演奏会形式・原語上演字幕付き)
19世紀ヨーロッパを席巻した作曲家 G.ロッシーニの最高傑作!

指揮:園田隆一郎
キャスト:
安藤赴美子(セミラーミデ)
妻屋秀和(アッスール)
中島郁子(アルサーチェ)
山本康寛(イドレーノ)
伊藤貴之(オーロエ)
伊藤晴(アゼーマ)
岡坂弘毅(ミトラーネ)
デニス・ヴィシュニャ(ニーノ王の亡霊)
朝岡聡(ナビゲーター)
管弦楽:藤沢市民交響楽団
合唱:藤沢市合唱連盟

全席指定(税込)S席 5,000円 / A席 4,000円 / B席 3,000円。
☆くわしくはこちらです。

出演:
園田隆一郎(指揮者)
斎藤茂(OTTAVA)
井内美香

「みんなでオペラ」第一回《ワルキューレ》

9月12日(月)、学び舎 遊人さんで始めた「みんなでオペラ」の第一回目が何とか無事に終了しました。

 

お題は、新国立劇場の2016/2017シーズン開幕演目でもあるワーグナー《ワルキューレ》。当日お越し下さった皆様、どうもありがとうございました!

もとはといえば、大学の同級生で音楽プロデューサーの坂元勇仁君がFacebookで私を見つけてくれて、30年振り(!)に再会を果たした事がきっかけで始まった会です。実行力のある坂元君がいなかったら実現していなかったでしょう。また、私がこれまでの年月に大変にお世話になった方が参加してくださったり、その一方ではこのHPやWeb上の情報で見つけて来てくださった方もありました。ありがたいことです…

 

 

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例によって妹の百合子(通称こぐまさん)がキーボードで助けてくれました。《ワルキューレ》に出て来る示導動機(ライトモチーフ)を弾いてもらったのです。オペラを鑑賞している時に、これは何のモチーフだったかしら?と一生懸命思い出す必要は無いけれど、ワーグナーがどのようにして楽劇を作曲していたかを知るのは興味深いです。

オペラ鑑賞の予習には、対訳台本を読みながら音楽を聴くのが私は好きです。講座でも作品の中で重要な場面を取り上げて皆で一緒に鑑賞しました。

ちなみに、私が好きなワーグナー・オペラの対訳は井形ちづる先生の「ヴァーグナー オペラ・楽劇全作品対訳集」(水曜社)です。色々な対訳を読んでみましたが、井形先生の訳は内容が分かりやすいです。また、ワーグナー(井形先生に習えばヴァーグナーですが)の台本はト書きがとても重要だと思うのですが、このト書きがクリティカル・エディションに沿っているのも便利だと思います。そしてこの本は、ワーグナーの全オペラ+楽劇の対訳が入っている所が凄過ぎます…

 

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講座の後は、希望者を募り居酒屋さんでのトーク。これが結構楽しみです(笑)。まだまだ講座を始めたばかりなので反省会も兼ねております。

次回の「みんなでオペラ」は10月10日(月・祝)で15時開始です。詳細はまたアップします。

 

 

 

 

 

マエストロ・バッティストーニ、OTTAVAにあらわる!

今日は、いつも伺っているインターネットラジオのOTTAVAさんに、指揮者のバッティストーニ氏がやってきました!

林田直樹さんがプレゼンターをなさっている午後のPrimeSeat OTTAVA Libertaへの出演のためです。私は通訳として呼んでいただきました。生放送の通訳。緊張します…

お話の内容は10月に東京フィルハーモニーさんの定期演奏会で取り上げるマスカーニの《イリス》について。このオペラはマスカーニの最高傑作だと思う理由や、フランスのデカダン趣味の影響の話など。大変興味深かったです。

《イリス》(演奏会形式)の情報はこちらです。10月16日(日)Bunkamura オーチャードホール。10月20日(木)サントリーホールもあります。

後半のお話はベートーヴェン。なぜベートーヴェンにいつも戻ってくるのか、に関しては林田さんとすっかり意気投合していました。林田さんは《イリス》でも大興奮だったようですし、林田さんとマエストロの音楽趣味は、かなり近い部分があるのではないでしょうか?

 

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その後、もう一つ、今度は音楽之友社さんの取材がありました。「音楽の友」のインタビューと表紙写真の撮影でした。

神楽坂でマエストロと東京フィル広報の方とお別れし、私は最近よく訪れる「かもめブックス」のカフェで一服してから(これがいけないんですよね…!)家路に着きました。

 

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「題名のない音楽会」バッティストーニ初登場!

昨日は「題名のない音楽会」の収録がありました。指揮者のアンドレア・バッティストーニ氏の通訳としてお仕事をしてきました。

「題名のない音楽会」といえばギネス・ブックにも載っているというテレビ朝日の名物番組。クラシック音楽の紹介に長年貢献してきた素晴らしい番組です。バッティストーニは今回が初登場!とのことでした。

曲目と2回に渡る放送予定日は以下の通りです。

 

テレビ朝日 「題名のない音楽会」
2016年10月9日(日)9:00~9:30

《バッティストーニの音楽会》

指揮: アンドレア・バッティストーニ
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団

♪1:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲

作曲: P.マスカーニ
指揮: アンドレア・バッティストーニ
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

♪2:『シバの女王ベルキス』より第4楽章 狂宴の踊り

作曲: O.レスピーギ
指揮: アンドレア・バッティストーニ
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

♪3:歌劇『運命の力』序曲

作曲: G.ヴェルディ
指揮: アンドレア・バッティストーニ
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

BS朝日放送日(予定) 2016年10月16日(日)23:00~23:30

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テレビ朝日 「題名のない音楽会」
2016年10月16日(日)9:00~9:30

《協奏曲の音楽会》

ピアノ: 反田恭平
ヴァイオリン: 五嶋 龍
指揮: アンドレア・バッティストーニ
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団

♪1:ピアノ協奏曲第2番 第1楽章

作曲: S.ラフマニノフ
ピアノ: 反田恭平
指揮: アンドレア・バッティストーニ
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

♪2:ヴァイオリン協奏曲第1番 第1楽章

作曲: S.プロコフィエフ
ヴァイオリン: 五嶋 龍
指揮: アンドレア・バッティストーニ
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

BS朝日放送日(予定) 2016年10月23日(日)23:00~23:30

(以上は東京フィルハーモニーさんのサイト(こちらです)よりの転載です。)

 

 

…それにしても凄かったです。どちらの回も素晴らしい音楽と演奏でした。

私のお仕事は収録時のトークの通訳でした。いわば黒子の役割ですから番組に映ったりはしない(と思います…汗)わけですが、いや〜緊張しました。五嶋龍さんとマエストロのトークはとても面白かったです。さすがの内容でした。

というわけで、可能な方はぜひご覧ください!私は…昨日、緊張し過ぎで今日は全身が痛いです(笑)。

 

休日の午後のコンサート

今日は、東京フィルハーモニー交響楽団さんの「休日の午後のコンサート」で指揮者アンドレア・バッティストーニ氏の通訳をしてきました。指揮者が演奏の合間にお話をするコンサートで、セット券だけでいつも売り切れてしまう大人気シリーズだそうです。

コンサートのテーマは「イタリア・オペラとベートーヴェン」

場所:東京オペラシティ コンサートホール

指揮とお話 : アンドレア・バッティストーニ

曲目

    • ヴェルディ/歌劇『ナブッコ』序曲
    • マスカーニ/歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲
    • ロッシーニ/歌劇『ウィリアム・テル』序曲
    • ベートーヴェン/交響曲第5番『運命』より第1楽章
    • ベートーヴェン/交響曲第6番『田園』より第1楽章
    • ベートーヴェン/交響曲第7番より第4楽章

アンコール:ロッシーニ/歌劇『どろぼうかささぎ』序曲

 

音楽分野の通訳をしていて、私にとって一番難しいのはやはり指揮者の通訳です。頭の出来が凡人とは違うレベルの方が多いのです… マエストロ・バッティストーニも、いつもお話はクリアで内容も大変興味深いのですが、なにしろ趣味が読書で、中でも哲学書が好物というお方、語彙が豊富で訳す時に骨が折れます。

でも東京フィルさんの音楽を間近に聴き、舞台裏でのマエストロやオーケストラの皆さんの真剣なお姿を拝見し、そして通訳をさせていただけるのは本当に得難い仕事だな、と心から思います。

 

髪の毛を切ってより若者らしくなったマエストロとツーショット。いつもながら私の顔が大きくてすみません(笑)。

 

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藤沢市民オペラ:ロッシーニ《セミラーミデ》

今日はインターネットラジオ #OTTAVA さんに行ってきました。「オペラ大好き!『VIVA! OPERA』」の収録のためです。

9月号は特別企画で、藤沢市民オペラで上演されるロッシーニの《セミラーミデ》(演奏会形式)についてのお話を伺うために、指揮者で藤沢市民オペラ芸術監督を務められている園田隆一郎さんをゲストにお迎えしました!

超多忙なマエストロですが、なんとか時間のやりくりをして来てくださり、ロッシーニの素晴らしさ、ロッシーニのオペラ・セリアの音楽、ロッシーニの最高傑作と言われる《セミラーミデ》の魅力、今回の上演にあたってのキャストや藤沢市民オペラについて、などなど、短い番組ではありますが、目一杯お話をして下さいました。公演は10月30日(日)14時から藤沢市民会館です。

セミラーミデ役は安藤赴美子さん。楽しみです!!!

公演の詳細はこちらへどうぞ。

番組がYouTubeなどで視聴可能になったらまたお知らせします!

 

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斎藤茂さんが撮影してくださったのでスリーショットはならず。マエストロは収録のあと時間ギリギリで飛び出して行かれましたが、稽古には間に合ったのかなぁ…?