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ヨナス・カウフマンの「冬の旅」

ヨナス・カウフマンの「冬の旅」を聴きにミューザ川崎シンフォニーホールに行ってきました。

一昨日すでに東京サントリーホールでのシューマン、ワーグナー、リストの歌曲のコンサートを聴き、そちらも大変素晴らしかったのです。そのレポートはオペラ・エクスプレスのFacebookに書きました。(こちらです。)

サントリーホールも今日のミューザ川崎も、2階席の少し斜めの場所で聴きましたが、サントリーホールが歌曲の夕べには少し大き過ぎたのと比べて、ミューザ川崎はリートに理想的な音響でした。それに加えてやはりカウフマン自身も来日してから日数が経っているからなのでしょうか、歌い出しから声もフレッシュに感じました。

 

それにしても何という芸術でしょう。カウフマンとピアノのヘルムート・ドイチュはものすごい集中力で演奏していきます。私はリートに関しては門外漢ですし感想を書くのは無理なのですが、本当にこの世のものとも思えない凄い音楽、凄い表現でした。

 

あの声、この声、あの言葉、この音、そしてカウフマンの表情、仕草。ドイチュの手。カーテンコールで二人がどのようにして抱き合って微笑みあったか… など。忘れられない、決して忘れたくない、奇跡のような一夜でした。