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林アメリーさん作品展

神楽坂にあるハルメク神楽坂本店(4F)にフランス生まれのきものキルト作家、林アメリーさんの作品展を見に行きました。2月7日〜13日まで展示しているそうです。入場無料。

 

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林アメリーさん。笑顔がめちゃめちゃキュート。

 

 

林アメリーさんは1933年、フランス・オートヴィエンヌ県スサック生まれ。パリでクリスチャン・ディオールやギ・ラロッシュなどのオートクチュールの一流アトリエで仕事をし、その関係で1963年に来日しました。日本で結婚なさった後、個人で服を作る仕事をするかたわら日本のきものに出会い、今は着物地を使ったパッチワーク・アートを作っていらっしゃるとのこと。

 

アメリーさんとは今年、ある新年会でたまたまお席が隣になって知り合ったばかり。とっても人懐っこい笑顔と、縫い物が大好き!というお話が素敵だったので、神楽坂で作品展があると聞き見に行ってきました。

 

すると、何とも美しい作品の数々!着物地の美しさを鋭く見抜き、それを芸術品にしてしまう手腕が素晴らしかったです。オートクチュールを長年作ってきた技術と、ヴィヴィッドな感性が一致して、見ただけで幸せになる作品の数々が生まれるようです。色彩感覚や形のセンスがとにかくモダンだし素敵。しかもその作品の数々は基本的にはご家庭で飾ったり実用されているとのことで、それも何ともいえずいい感じでした。

 

会場でアメリーさんの作品とライフ・スタイルを紹介したご本をつい買ってしまいました(Amazonではこちら)。とても丁重に作られていて素晴らしい内容。私とは生き方はまったく違うけれど、アメリーさんのポジティヴな考え方、心から共感します。

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沼津に里帰りしてきました!

母の出身地が静岡県沼津市なので、私も沼津市生まれ東京育ちです。子どもの頃、夏休みはいつも沼津に帰省していたので、私にとって沼津は故郷と言えます。

母と妹+愛する姪っ子ちゃんと一緒にちょこっとだけ里帰りしてきました。昨年は夏でしたが、今年は秋。秋の里帰りはいいですね!暑くもなく、寒くもなく理想的でした。親戚の皆さんにも会えて幸せな2日間でした。

 

そして、沼津と言えばそう、ひ・も・の。美味しいですよ〜〜〜(笑)。

 

 

写真は千本浜です。釣り人にも人気の浜で、まさにつるべ落としの入り日を見ました。美しかった!!!

 

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講演会「モバイルフォト プロジェクト インスタグラムで見るイラン」

今日は九段下のイタリア文化会館で「モバイルフォト プロジェクト インスタグラムで見るイラン Mobile Photography Project – La vita in Iran raccontata su Instagram」という講演会の通訳をしました。

イタリア人の写真家、ジョルジョ・コズリッチ・デ・ペチーネ氏とジュリオ・ナポリターノ氏の二人が始めた、スマートフォンやタブレットを使って写真を撮影する人達のためのプロジェクトです。

Webサイト14&15 Mobile Photographers (こちらです)をベースにして、インスタグラムやSNSに投稿された大量の写真の中から、自分のスタイルを持ち、一貫して写真を撮り続けている人を探しだし、本の出版や展覧会、写真の販売などを通して広く紹介していくというものだそうです。サイトが立ち上がったのは約一年前。このプロジェクト名の『14&15』とは何かというと、お二人の誕生日をくっつけたものだそうです(笑)。

今回の講演ではそのプロジェクトの中でも、現在進行中のイランに関する企画の話がメイン・テーマでした。

きっかけとしては、Instagram(インスタグラム)のアカウントを作って、世界中のモバイル写真家達と交流をはじめたところ、なぜかイランからの写真投稿が多い事に気がついた。しかもその写真が美的にも内容的にも素晴らしいものが多い。それならばと、イランの人達が思う存分、イランの現代について写真を投稿できるハッシュタグ(#1415IRAN)を用意して、イランの今を見るための窓、もしくはイランに関する定点観測が出来る場所をつくってみた、ということでした。その結果、数ヶ月の間に1万1千点を超える写真が集まり、その写真を使ってローマで展覧会を開き、また、これからクラウドファウンディングをして写真集を出す予定だ、ということです。

その集まった写真はInstagramや彼らのサイトで実際に見ることが出来ますが、私にとっては本当に新しい世界がそこには広がっていました。これまで恥ずかしながらイランのことはほとんど知りませんでしたが、長い歴史と文化がある国であることはこれらの写真からも容易に理解できます。

ソーシャル・ネット・ワーク(SNS)の与える新しい可能性についての考察も大変興味深いものでした。これまでは名のある写真家しか自分の写真を多くの人に発信する手だてはなかった。それが現在、スマホやこれらの新しいツールの普及により、写真の世界にもある意味デモクラシーが訪れ、無名の人でも自分の写真を大勢に見てもらえる可能性が出て来た。

ただし、インスタグラムやFacebookなどの特徴としては、毎日、あまりにも多くの人が、あまりにも多くの写真を投稿するので、一週間前の写真はもう過去のものになってしまう。せっかく生まれて来た新しい良さを持った写真の数々の中から、人々の記憶に残る価値のある写真を残して行きたいという、ある意味時代に逆行する試みを、SNSからすくいあげた写真を自分たちのプラットホームに掲載し、またその中のごく一部分を本として残す、という方法でやろうとしているのだそうです。

ここですぐに分かるのは、洪水のような写真の中から、残したい写真を選ぶ作業が大変だ、ということです。しかし、ナポリターノ氏にその質問をしたところ答えは、「結局、これまでも僕たちは数えきれない写真を撮って、それを全部チェックしては残すべき写真を選んできたんだ。同じことだよ。」とのことでした。講演会のトークでは、この選ぶ、という作業には大きな責任がともなうことは我々はよく自覚している、とも語っていました。

 

 

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左がコズリッチ氏、右がナポリターノ氏です。講演の後の記念写真。

 

ところで、講演通訳の準備をしていた時に、たまたまある映画を見つけました。世界の映画祭の賞を総なめにした大変有名な映画だそうです。

『別離 جدایی نادر از سیمین』
監督・脚本・製作 アスガル・ファルハーディー
製作総指揮 ネガール・エスカンダルファール

出演者 レイラ・ハタミ、ペイマン・モアディ、シャハブ・ホセイニ、サレー・バヤト、サリナ・ファルハーディー他
音楽 サッタール・オラキ
撮影 マームード・カラリ
編集 ハイェデェ・サフィヤリ

現代のイランで、ある家族に起こるトラブルについての物語です。手に汗を握って観てしまいました。新しい窓…これからも大切にしたいです。

 

 

 

大きな蜜柑の木の下で

中学・高校で同級生だったお友達の家に行ってきました。

 

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夏蜜柑がたわわになった木が凄い。ちょうどとても暑い日で、木の下に立ったらお日様を浴びた実がとてもキレイだったので撮影してみました。しかもこの友達は、この蜜柑でジャムを作って友人知人に配ってくれるという女子力の高さ。ヨーグルトに入れて頂くととても美味しいのです❤。

 

 

ニコニコ動画を始めました

 

最近、ニコニコ動画を始めました。といっても発信している訳ではなく、Ottavaラジオを聴くためです。新聞で読んだ所によると、週刊文春のニコニコ動画での配信がとても人気があるそうですが、なるほど、動画って動画を見るためだけじゃなくて記事とかラジオとかを発信するのにも使えるのですね。いや〜、便利便利(笑)。

 

私はテレビもラジオもオンデマンドで自分のPCで視聴するので(どうしても放送時間に合わせられないんです。性格でしょうか…汗)、今、Ottava radio林田直樹さんの12月22日の放送を聴いていた所、とっても興味深いお話がありました。アムステルダム在住のピアニスト/美術家の向井山朋子(むかいやま ともこ)さんがゲストだったのですが、向井山さんのお話によると、オランダの電気機器メーカー、フィリップスは、重要な会議にはビジネスも電気機器もまったく関係ないアーティストを一人呼んでいたとのこと。それは会議を聞いてアーティストに何かとんでもない(とは限らないですが)感想を言ってもらって、それを発想のヒントにするためなのだそうです。林田さんも「素晴らしいですね〜」と驚いていましたが、私も驚きました。

 

最近、現代音楽やミニマル・ミュージックをやっと面白いと思えるようになってきたのですが、やはり音楽、そしてアートは、そこから《新しい発想》のヒントを得るために存在するのですね。そして、その新しい発想、新しい思想を生む力を得るために私たちはオペラやコンサートに通い美術館に行くのですし、国や地方自治体は芸術をサポートするべきなのです。

 

自分が知らなかったことに出会うために!

 

 

9月始まりの手帳

今日、いつも行く歯医者さんの近くにある文房具屋さんで、9月開始の手帳を買いました。今、使っている手帳が小さくて何が何だか訳が分からなくなって来たので。お店には9月開始の手帳がたくさんありました。9月からスタートする人も多いんでしょうか?

これまでの手帳から新しい手帳に色々な予定を書き移しました。今から分かっている予定は、やっぱりオペラが多いです。何でもたしなむタイプではなく、一点集中型です。広い教養が必要だと分かっていても読書さえなかなか難しい現状…

そして、手帳を眺めていたら、なぜだか分かりませんが、高いからやめようと思っていた公演を一つ買ってしまいました。そんなご身分ではないのに…汗。

紙の手帳をやめて早くGoogleカレンダーにしないと危険かもしれません。