OTTAVA オペラ大好き!『VIVA! OPERA』 2016年10月号

この記事はインターネットラジオ OTTAVA “OTTAVA MALL”の番組「オペラ大好き!『VIVA! OPERA』」の記録です。2016年10月号。OTTAVAさんのページはこちらです。

 

芸術の秋です。9月はたくさんオペラ公演がありました!

《9月のオペラ公演レビュー》

・こんにゃく座の新作オペラ
《グスコーブドリの伝記》
2016年9月14日(水)~18日(日)俳優座劇場
原作:宮澤賢治/台本・演出:しままなぶ/作曲:寺嶋陸也
宮澤賢治生誕120周年記念 第一弾として、賢治自身を色濃く投影した作品と言われている《グスコーブドリの伝記》をオペラ化。
賢治の言葉を美しく響かせる寺嶋陸也の音楽が秀逸でした。

・あいちトリエンナーレ 2016 プロデュースオペラ
モーツァルト作曲《魔笛》
2016年9月17日(土)、19日(月・祝)
愛知県芸術劇場 大ホール
ダンサー、演出家、振付家として世界の一流劇場で活躍している勅使河原三郎が《魔笛》の演出を手がけた。
台詞部分をカットした、音楽と身体表現に集中した舞台が話題に。音楽面も充実の舞台でした。

・東京交響楽団の定期演奏会
ベルリオーズ:劇的物語《ファウストの劫罰》
2016年9月24日(土)サントリーホール(翌日はミューザ川崎シンフォニーホール)
今年70周年を迎えた東響が指揮のユベール・スダーン、そしてファウスト役のマイケル・スパイアーズを始めとする世界の一流歌手を迎えて演奏した《ファウストの劫罰》。多彩なオーケストラと歌の充実の公演となりました。東響コーラス、東京少年少女合唱隊も活躍。

・新国立劇場のオペラ・シーズンが開幕!
ワーグナー 楽劇「ニーベルングの指環」第一日《ワルキューレ》
2016年10月2日(日)から18日(火)
新国立劇場 オペラパレス
飯守泰次郎指揮、ゲッツ・フリードリヒ演出の舞台を、世界レベルのワーグナー歌手が集結して上演。大変聴きごたえのある素晴らしい公演になりました。

 

《10月以降のお勧め公演》

・ロッシーニの神様、アルベルト・ゼッダのスペシャルコンサート!
2016年12月1日(木)19:00
Bunkamura オーチャードホール
ロッシーニの音楽を通して生きる喜びを教えてくれる伝道師、アルベルト・ゼッダ先生の米寿を記念するコンサートです。曲目はロッシーニ作曲の《スタバト・マーテル》そしてめずらしいカンタータ《テーティとペレーオの結婚》。砂川涼子、向野由美子、村上敏明、伊藤貴之、佐藤美枝子、中井亮一、光岡暁恵、鳥木弥生、角田和弘という藤原歌劇団のトップ歌手達が出演する夢のコンサートでもあります!
合唱:藤原歌劇団 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

・ジョナサン・ノット指揮、東京交響楽団の《コジ・ファン・トゥッテ》
2016年12月09日(金)18:30 ミューザ川崎シンフォニーホール
2016年12月11日(日)15:00 東京芸術劇場
演奏会形式でモーツァルトの「コジ」を。東響の音楽監督として活躍中のジョナサン・ノットの指揮で、サー・トーマス・アレン、ミア・パーション、マルクス・ウェルバなど当代随一の歌手達が集結。

 

 

出演者:
斎藤茂(OTTAVA)
井内美香