OTTAVA オペラ大好き!『VIVA! OPERA』 2016年4月号

この記事はインターネットラジオ OTTAVA “OTTAVA MALL”の番組「オペラ大好き!『VIVA! OPERA』」の記録です。2016年4月号。OTTAVAさんのページはこちらです。

 

《2月、3月のオペラ公演レビュー》

・新国立劇場 ヤナーチェク《イェヌーファ》
2月28日(日)~3月11日(金)
チェコを代表するオペラ作曲家ヤナーチェクの《イェヌーファ》を新国立劇場が上演。
ベルリン・ドイツ・オペラの協力による新制作で、指揮、演出、キャストとどれをとっても素晴らしいプロダクションで名作を堪能する事が出来ました。・ワーグナー《さまよえるオランダ人》

2016年3月5(土)、6日(日) びわ湖ホール
2016年3月19(土)、20日(日) 神奈川県民ホール
2016年3月26日(土) iichiko総合文化センター
神奈川県民ホールの上演を両キャスト観てきました。
ミヒャエル・ハンペの新演出は映像を駆使して大海原を現出させ迫力満点。
沼尻竜典の指揮は端正でしかも情熱的。
オランダ人役の日本人キャスト、青山貴の美声が圧倒的でした。
ゼンタ役の横山恵子、橋爪ゆかの二人もそれぞれの個性を生かした立派な歌唱。
オランダ人役を歌ったもう一人のバリトン、ロバート・ボークも良かったです。合唱の素晴らしさにも脱帽!

・東京・春・音楽祭の開幕コンサート
3月16日(水)東京文化会館
リッカルド・ムーティ指揮
日伊国交樹立150周年記念オーケストラ
~東京春祭特別オーケストラ&ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団
17日の東京芸術劇場で聴きました。
ケルビーニ管はユース・オーケストラ。
日本側はいくつかのプロ・オーケストラ等からトップ奏者の集まりでした。
今回の曲目は《ナブッコ》《アッティラ》《マクベス》《運命の力》《第一回十字軍のロンバルディア人》などヴェルディのオペラから、そしてボーイトの《メフィストーフェレ》のプロローグ。
バス歌手はイルダー・アブドラザコフ。

この編成でこの内容でラヴェンナ音楽祭で7月3日(日)にコンサートがあるそうです。

《4月・5月のプレビュー》

・藤原歌劇団公演 ドニゼッティ《愛の妙薬》
4月23日(土)、24日(日)テアトロ・ジーリオ・ショウワ

・新国立劇場
ジョルダーノ《アンドレア・シェニエ》(4月14日初日)
ワーグナー《ローエングリン》(5月23日初日)・ウィーン・フォルクスオーパー来日公演

5月14日(土)から29日(日)まで。
オペレッタの名作《チャルダーシュの女王》《こうもり》《メリー・ウィドウ》を上演。

出演:
斎藤茂(OTTAVA)
井内美香