「みんなでオペラ」第一回《ワルキューレ》

9月12日(月)、学び舎 遊人さんで始めた「みんなでオペラ」の第一回目が何とか無事に終了しました。

 

お題は、新国立劇場の2016/2017シーズン開幕演目でもあるワーグナー《ワルキューレ》。当日お越し下さった皆様、どうもありがとうございました!

もとはといえば、大学の同級生で音楽プロデューサーの坂元勇仁君がFacebookで私を見つけてくれて、30年振り(!)に再会を果たした事がきっかけで始まった会です。実行力のある坂元君がいなかったら実現していなかったでしょう。また、私がこれまでの年月に大変にお世話になった方が参加してくださったり、その一方ではこのHPやWeb上の情報で見つけて来てくださった方もありました。ありがたいことです…

 

 

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例によって妹の百合子(通称こぐまさん)がキーボードで助けてくれました。《ワルキューレ》に出て来る示導動機(ライトモチーフ)を弾いてもらったのです。オペラを鑑賞している時に、これは何のモチーフだったかしら?と一生懸命思い出す必要は無いけれど、ワーグナーがどのようにして楽劇を作曲していたかを知るのは興味深いです。

オペラ鑑賞の予習には、対訳台本を読みながら音楽を聴くのが私は好きです。講座でも作品の中で重要な場面を取り上げて皆で一緒に鑑賞しました。

ちなみに、私が好きなワーグナー・オペラの対訳は井形ちづる先生の「ヴァーグナー オペラ・楽劇全作品対訳集」(水曜社)です。色々な対訳を読んでみましたが、井形先生の訳は内容が分かりやすいです。また、ワーグナー(井形先生に習えばヴァーグナーですが)の台本はト書きがとても重要だと思うのですが、このト書きがクリティカル・エディションに沿っているのも便利だと思います。そしてこの本は、ワーグナーの全オペラ+楽劇の対訳が入っている所が凄過ぎます…

 

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講座の後は、希望者を募り居酒屋さんでのトーク。これが結構楽しみです(笑)。まだまだ講座を始めたばかりなので反省会も兼ねております。

次回の「みんなでオペラ」は10月10日(月・祝)で15時開始です。詳細はまたアップします。