OTTAVA オペラ大好き!『VIVA! OPERA』 2016年9月号 《セミラーミデ》特集

この記事はインターネットラジオ OTTAVA “OTTAVA MALL”の番組「オペラ大好き!『VIVA! OPERA』」の記録です。2016年9月号。OTTAVAさんのページはこちらです。

じゃじゃ〜ん。

今月は10月30日(日)に藤沢市民会館で上演されるロッシーニのオペラ《セミラーミデ》(演奏会形式)の大特集です。

 《セビリアの理髪師》、《ウィリアム・テル》序曲などが有名なロッシーニですが、実はオペラ・ブッファと呼ばれる喜歌劇だけでなく、当時、大変人気のあったオペラ・セリア(正歌劇)というジャンルでも素晴らしい作品を数多く残しています。
その中でも最高傑作と謳われるのが《セミラーミデ》です。
今回は、藤沢市民オペラ芸術監督で《セミラーミデ》を指揮する園田隆一郎さんに、ロッシーニの魅力、そして《セミラーミデ》の魅力を存分に語っていただきます!

・プロフィール
*園田隆一郎
東京藝術大学音楽学部指揮科、同大学大学院を修了。
遠藤雅古、佐藤功太郎、ロックハート、ジェルメッティ、ゼッダの各氏に師事。
2006年、シエナのキジアーナ夏季音楽週間《トスカ》を指揮してデビュー。
翌年、藤原歌劇団《ラ・ボエーム》を指揮して国内デビューを果たす。
同年夏にはペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル《ランスヘの旅》の他、イタリア各地で演奏会を指揮した。
その後、国内外のオペラの指揮、オーケストラとの共演を重ねている。
近年では、2015年11月にベルギーのフランダース・オペラでのロッシーニ《アルミーダ》、12月にはトリエステ歌劇場でのドニゼッティ《愛の妙薬》を指揮し好評を博した。
2016年はびわ湖ホール《フィガロの結婚》、日生劇場《セビリアの理髪師》、NHKバレエの饗宴2016、藤原歌劇団《蝶々夫人》《愛の妙薬》などを指揮、そして8月にはびわ湖ホール公演マスネ《ドン・キホーテ》を急遽代役として指揮するなど活躍が続いている。
2015年4月より藤原市民オペラ芸術監督。

歌劇《セミラーミデ》全2幕
1823年ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場で初演。ロッシーニの妻であったスペイン人の偉大なるソプラノ歌手イザベッラ・コルブランがセミラーミデ役を創唱した。

あらすじ
古代バビロニア。女王セミラーミデは王座を狙うアッスールの讒言を信じて夫である前王ニーノの毒殺に加担し、その時に王子ニーニャは行方不明になっていた。15年の月日が経ち、戦場から若き勇士アルサーチェが帰還する。セミラーミデはアルサーチェと結婚して彼に王位を譲ろうとするが、実は彼こそが、セミラーミデの息子ニーニャであった…

ポイント1:
ロッシーニの真価はオペラ・セリアにあり。近年、世界中でロッシーニのオペラ・セリアは人気がある。

ポイント2:
その中でも《セミラーミデ》は音楽で描く大伽藍のようなモニュメンタルな傑作。

ポイント3:
藤原市民オペラ《セミラーミデ》は日本で望みうる最高のキャストが集まり、長い伝統を持つ同団体によって演奏される希有な上演。この機会をお聴き逃しなく!

公演情報:

藤沢市民オペラ 歌劇《セミラーミデ》
(演奏会形式・原語上演字幕付き)
19世紀ヨーロッパを席巻した作曲家 G.ロッシーニの最高傑作!

指揮:園田隆一郎
キャスト:
安藤赴美子(セミラーミデ)
妻屋秀和(アッスール)
中島郁子(アルサーチェ)
山本康寛(イドレーノ)
伊藤貴之(オーロエ)
伊藤晴(アゼーマ)
岡坂弘毅(ミトラーネ)
デニス・ヴィシュニャ(ニーノ王の亡霊)
朝岡聡(ナビゲーター)
管弦楽:藤沢市民交響楽団
合唱:藤沢市合唱連盟

全席指定(税込)S席 5,000円 / A席 4,000円 / B席 3,000円。
☆くわしくはこちらです。

出演:
園田隆一郎(指揮者)
斎藤茂(OTTAVA)
井内美香