「供述によるとペレイラは…」

日本に帰って来て便利で嬉しいのが図書館の利用です。

イタリアに住んでいる時には、読む速度が遅いこともあり、残念ながら図書館で本を借りる習慣がつかないで終わってしまいました。もともと公共施設の利用が下手、というのもありますが…

帰国後は少しずつ色々な図書館に出入りしております。仕事関係の本がほとんどでそれ以外の分野になかなか広がらないのが悩みです。

イタリアの作家の本で大好きなのがアントニオ・タブッキの「供述によるとペレイラは…」です。イタリア語ではなく須賀敦子さんの名訳で読みました。恐ろしい所もありますが、この本に巡り会えたのは幸せだった、と思える本の一つです。そういえば、全然違いますがアゴタ・クリストフの「悪童日記」も私にとって大事な本です。こちらも堀茂樹さんの訳で読みました。

文学や芸術が伝えられることはたくさんあるんですね…