新国立劇場で上演するオペラを予習する会を作ろう!という目的で始めた勉強会「みんなでオペラ」、第9回と第10回はワーグナーの『ジークフリート』でした。会場はいつもと同じ、西神田の学び舎さんです。
何せ正味4時間20分位、新国立劇場での上演は2回の休憩を入れると5時間55分にも及ぶ予定、という大作です。勉強会の第9回目は物語を中心に、第10回目は音楽を中心に話をしました。
『ジークフリート」は6月1日(木)が初日です。新国立劇場の特設サイトはこちらから。
前回の『ワルキューレ』もそうでしたが、今回も、井形ちづる先生の「ヴァーグナー オペラ・楽劇全作品対訳集」(水曜社)から対訳の一部を使用させて頂きました。ヴァーグナー(と書くほうが正しい発音に近いのです)の「妖精」から「パルジファル」まで全作品の対訳と必要情報が入って6,500円+税という、よく考えてみると信じられない程お得な価格の本です。しかも翻訳が、内容は勿論のこと、出来る限り平易な言葉を使って書かれているので、私のような者にも読みやすく頭に入りやすい名訳です。
この対訳本、アマゾンのサイトはこちらです。
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そして第10回目は音楽編。例によってライトモチーフの説明、妹の百合子に手伝ってもらってのライトモチーフの演奏。台本と付き合わせてのCD鑑賞、その他で『ジークフリート』に迫りました。しかし本当に、本当に長いオペラです。そして詳しく聴けば聴く程、その美しさに魅了されます。
…というわけで、全10回のオペラ勉強会「みんなでオペラ」は無事、修了致しました。受講して下さった中でお花の心得があるジェントルマンが、最終回の記念にと花束を持って来て下さり、とても嬉しかったです。
(公開写真に写りたくない方々を除いて)記念撮影しました。今回は来られなかった方も含め、この勉強会にご参加くださった皆様、どうもありがとうございました!
同じ形かどうかは分かりませんが、オペラ勉強会は来期も続けて行きますので、ご興味がある方はまたぜひご参加ください。
陰の立役者である学び舎の主、ユージンプランニングの坂元勇仁氏ともツーショット。お世話になりました〜!